詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

第34回詰将棋全国大会参戦記(下)

2018-09-16 21:26:46 | 詰将棋全国大会
休憩前に後ろのブースに陣取っている会長などの挨拶があり本の紹介、「暁将棋部屋」の紹介や「将棋を孫に伝える会」の三宅さんの挨拶もあった。休憩に入りアマレン杯握り詰投票をした後、後ろのブースに行き、本を物色し、三宅さんにご挨拶をしたりした。それから私は会場の外に出て近くでお昼を済ませてから会場前に戻ると、入口前の広場に将棋プロ棋士で詰将棋解答選手権優勝6回の宮田敦史七段が佇んでいるのを目にした。私は宮田七段が立っているところへ行き自己紹介をして、以前に買った宮田七段の本「終盤のメカニズム」(下の写真参照)の感想をお話して名刺をお渡しし会場内に戻った。会場内に戻ると広島からお越しになった小山さんと3年振りにお話しすることが出来て、災害の被害に遭われずに済んだとのことで良かったと思った。
そして午後の部が始まった。ここで午前、最後尾右側に座っていた宮田敦史七段がいないことに気付いた。大丈夫か、どこにいるんだ。そうこうしているうちに全員参加のミニ解答競争が行われ私は、いくつか解答出来て面目躍如だ。そしたら宮田七段は気合が入っていたようで既に前方の席にいるのを確認、さすがミニ解答競争は1位の成績だった。平成詰パラクイズの詰将棋関連のクイズは私は結構当たった(4択だが。)。そしてメインイベントはミニ解答競争と平成詰パラクイズの優秀成績者8名が競う「対戦詰将棋」だ。ルールは「詰ますことが出来れば攻方の勝ち、逃れることが出来れば玉方の勝ち、しかし詰将棋が詰むとは限らない(詰まない詰将棋とはなんだろう?)。」じゃんけんで攻方か玉方を決めている。一回戦注目は北浜八段対竹中解答王で北浜八段が変化手順を詰ませて勝ち。その北浜八段対宮田七段のプロ棋士対決が準決勝で実現。オーロラビジョンに詰将棋が映し出される。おー、新聞の観戦記最終譜に出てきそうな局面だ。宮田七段が攻方で、どんどん玉を追い込んでいく。北浜八段はしっかり作意を読み切り最長手順で詰まされた。(詰パラ9月号で確認すると43手のようだ。盤面を覚えられなくて残念。)。決勝で堀内さんとの対決も制した宮田七段が優勝。この勢いで来年の詰将棋解答選手権で藤井七段の連覇阻止か。最後に参加者代表挨拶と写真撮影にて大会本会終了。とても楽しかった。私は早く帰らないといけないので懇親会は出られず主催の詰工房の金子さんに挨拶して帰路に着いた。
ところで大会中に秘蔵入手したのは詰パラ66年3月号とアカシヤ書店の本なのだった(写真参照)。その66年3月号の詰パラデパートの解答コーナー(前年12月号分)を見ると、なんと5作中、入選は2作で、早詰1作、不詰1作、保留1作と時代を感じる。保留作は次回ブログの「第34回詰将棋全国大会参戦記(エピローグ)」で紹介しよう。著作権期間は過ぎてるだろうし(保留作に著作権があるのか分からないが…)。





第34回詰将棋全国大会参戦記(上)

2018-08-15 20:13:10 | 詰将棋全国大会
話は第34回詰将棋全国大会参戦記(プロローグ)から続いているのだが、酷暑の中、遅刻覚悟で、いったん家に戻って詰将棋名刺を取りに戻ることにした。家に戻って詰将棋名刺を名刺入れに入れ、妻からはまた「いってらっしゃい。」と言ってもらい再び家を出発する。地下鉄駅に着いた時は、既にポロシャツ(どんなポロシャツを着ていったかは忘れた)は汗びっしょりだ。ブルーライン(地下鉄)、京急線と乗り継ぐ。京急線では各駅停車の座席から窓外をのどかに眺めていたが途中で飛び級列車に乗り換えたのが功を奏し12時数分前に京急蒲田駅に到着した。詰パラ7月号の裏表紙の会場案内図を見ながら汗をかきながら早歩きで、なんとか12時ジャストに大田区産業プラザの会場に汗だくで到着した。

会場受付では「細川さん、暑い中、大変でしたね。」と労いの言葉をかけて頂き、受付の人数人に詰将棋名刺を渡し会費を払い、既に開会の挨拶が始まっている中、一番後ろの席に腰を下ろした。詰将棋名刺は第31回大会の大阪大会でも配布したが、その時の図は初入選作改作図(このブログの番外編第一番参照)だったので、オリジナル重視スタイルの私には詰パラ入選5回の図(このブログの第八番参照)が載っている下の写真の詰将棋名刺が相応しい。今回は懇親会は出られなかったので名刺を渡せなかった人はその写真で御勘弁下さい。

開会挨拶、主催者挨拶は既に終わって柳田明全日本詰将棋連盟会長挨拶、来賓挨拶として将棋プロ棋士の北浜健介八段の挨拶もあった。大阪に本部を置く詰将棋パラダイス編集長の水上CEOも挨拶して西日本の豪雨の災害について見舞いの言葉を述べられていた。全詰連幹事の吉松さんは今後の詰将棋普及について語っておられた。門脇賞の角さんは今、会場に向かっているとのことだった。次は優秀解答者の栄誉である七條賞表彰だ。解答強豪として名を馳せた今川健一さんは今年2月に逝去されたのだった。今回表彰の平成29年度解答順位戦では700満点で優勝した竹中健一さんが表彰された。今回で4回優勝、5回優勝したら「永世解答王」の称号が欲しいと公言されているので来年実現して表彰されるか。元アマ名人の竹中さんは詰パラ社団戦チームに参加するそうで楽しみだ。10回、25回参加者表彰の後、看寿賞表彰だ。

<短編賞>
上谷 直希 作 詰将棋パラダイス11月号中学11手詰
武島 広秋 作 詰将棋パラダイス5月号高校17手詰

<長編賞>
田島 秀男 作 詰将棋パラダイス4月号デパート373手詰

解説の久保さんより、上谷作は「二年連続の短編受賞」、武島作は「収束がいい」、田島作は「それほど難しくないが趣向が新しい」。

この後、日本アマチュア将棋連盟感謝状授与、アマ連杯握り詰紹介があった。私もいつかアマ連杯握り詰に登場するのが目標だ。
第一部終了直前、門脇芳雄賞受賞の角さんがようやく到着して表彰された。私は会場のエアコンも良く効いていて無事、汗も乾いていた。
<第34回詰将棋全国大会参戦記(下)に続く>




第34回詰将棋全国大会参戦記(プロローグ)

2018-07-28 22:13:17 | 詰将棋全国大会
春の第76期将棋名人戦は佐藤天彦名人が羽生善治竜王を下し4勝2敗で名人位防衛。第3期叡王戦7番勝負では髙見泰地叡王誕生。羽生棋聖がタイトル通算100期に挑んだ初夏の棋聖戦では防衛ならず通算100 期は持ち越し、豊島将之新棋聖の誕生となった。これで八つのタイトルを一人一冠ずつ所持することになり、タイトルホルダーが八人になった。こうなると秋の竜王戦は羽生竜王がタイトル通算100期か無冠になるかの注目の竜王戦になる(無冠になっても永世7冠と呼ばれるのではないか。)。しかし秋の話をする前に夏に起きた重要な二つの話題に触れなくてはいけない。それは、まず一つは、今年の夏は記録的な暑さが続いたことであり、もう一つは、東京のどこだっけな、蒲田か…で第34回詰将棋全国大会が開催されたことだ。まあまあ近所の私は参加した。次回のブログ(アップ日未定)とその次のブログ(アップ日未定)では、その大会参戦記をお送りする。今日は、ひとまずプロローグを。

7月15日、日曜日なのに朝、9時に目覚まし時計が鳴った。それは、その日、東京で開催される第34回詰将棋全国大会に遅れずに参加するためだ。朝、ブラックコーヒーを飲む(平日は時間に追われて飲めなかったりする。)。軽く朝食を食べて新聞に目を通し、裏表紙に大会の開催会場近辺の地図が載っている詰パラ7月号をバッグに詰めて10時10分に家を出る。猛暑で非常に暑い。しかし時間に余裕がなかったため駅まで徒歩18分の道を歩いて行くことにした。実は、自宅近くのバス停は、横浜市内なのに、あまりバスが時間通りに来ないため駅まで歩くほうが早く駅に着くことが多いためだ。が、7分歩いたところで詰将棋名刺を忘れたことに気付く。暑い中、戻って詰将棋名刺を取りに戻るか、遅れないことを優先してそのまま駅に向かうか…<第34回詰将棋全国大会参戦記(上)に続く>。



史上最速 史上最年少 「藤井聡太七段」

2018-05-20 23:32:29 | 詰将棋鑑賞

夏の第34回詰将棋全国大会本会は参加予定だが今年は秋頃まで詰将棋創作休業中なのでアマレン杯はギブアップ(ギブアップしなくてもあまり変わりなさそうだが…)。
ところでスポーツ新聞は詰将棋100円、その他の記事30円感覚の私は昨日、一面が藤井七段だった東京中日スポーツを買った。130円のトーチューの一面が「藤井最速七段」だったのでお買い得気分だった。竜王戦予選の5組ランキング戦準決勝で藤井聡太六段が船江恒平六段を下し「竜王戦ランキング戦連続昇級」の条件をクリアし七段に昇段。プロ入り1年7か月、15歳9か月での七段昇段は、加藤一二三・九段が持っていた2年8か月、17歳3か月をいずれも上回り史上最速・史上最年少だそうだ。
そして中を捲って詰将棋を探す。あった。将棋世界、週刊将棋の詰将棋でおなじみの中田章道七段の詰将棋があった。私は中田章道七段の作品には週刊将棋で濃密な詰将棋のイメージを持っている。5分で2段と書いてあったのに、いつものように変化から読んでのどかだった。初形で31に玉でも大丈夫そうだ、11に玉で持駒に桂を足すと17手になるか、いや、3手目桂打ちで駄目だ、と考えたりもした。詰将棋には著作権があるとの立場の私だが、たまにはいいかなと持駒:銀銀銀桂、玉方:21玉、12金、24歩、33桂、攻め方:52飛とばらしてしまう。軽快な13手詰だった。
話しを戻さなくては。史上最年少八段の記録を持っているのは18歳3か月の加藤一二三・九段、史上最年少九段の記録を持っているのは21歳7か月の渡辺明棋王だが、果たして藤井七段は最年少昇段記録をまた作れるのかどうか。タイトル初挑戦も期待だ。

2017年度 詰将棋解答選手権優勝は藤井六段、最優秀棋士賞は羽生竜王

2018-04-02 22:19:54 | 詰将棋解答選手権
第15回詰将棋解答選手権が行われ藤井聡太六段が優勝し4連覇達成、2位は宮田敦史六段、3位は及川拓馬六段。初級戦・一般戦は4月7日(土)に全国26会場で開催されるので参加される方はコンディション維持に努めて下さい。

2017年度将棋界は
第30期竜王 羽生善治
第75期名人 佐藤天彦
第58期王位 菅井竜也
第65期王座 中村太地
第43期棋王 渡辺 明
第67期王将 久保利明
第88期棋聖 羽生善治
第11回朝日杯将棋オープン戦優勝 藤井聡太
叡王戦は2018年度からタイトル戦になる。

最優秀女流棋士賞は里見香奈女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花

これからの日本は、いろいろな意味でアマチュアの時代だと思っているので
第30回アマ竜王 藤原 結樹。

そして第45回将棋大賞選考の結果、
2017年度最優秀棋士賞には羽生善治竜王が選ばれた。
成績的には無冠ながらも朝日杯優勝、勝率・勝数一位、連勝記録の藤井六段も新人賞とのダブル受賞もあり得るかと思ったが、棋聖防衛、竜王奪取で永世7冠、国民栄誉賞ときたので羽生竜王だ。
羽生竜王は第76期名人戦の挑戦権を得ている。名人奪取でタイトル通算100期となるか、佐藤天彦名人の防衛なるか、開幕は4月11・12日「ホテル椿山荘東京」で。


第15回詰将棋解答選手権開催間近

2018-03-18 18:47:34 | 詰将棋解答選手権
第15回詰将棋解答選手権が開催間近だ!

私も昔、一回参加したことがあり馬屋原さんの作品を長々と眺めていた記憶がある。
その翌年から藤井六段が三連覇、2018年チャンピオンは誰になるのか。
チャンピオン戦は3月25日(日)開催、初級・一般戦は4月7日(土)に全国26会場で開催。
詳細は詰将棋解答選手権速報ブログで。
初級戦に参加される方は「頭がよくなる詰将棋ドリル」か、その脇にある3手詰(詰パラ2014年2月号保育園コーナーに載った)で練習して下さい。

11飛、同玉、13飛成まで3手詰です。
2手目22玉に13飛成までを解答しても正解扱いだろうが、2手目22玉には32飛成まで駒余りに討ち取る順があるから、11飛、同玉、13飛成までが良い答えだ、ここまで気付けば強い。

では、みなさん、頑張って下さい。

詰将棋第十四番<解説> 将棋世界平成29年1月号

2018-03-04 21:19:39 | 詰将棋
<解説>1三桂、同金、4三角成、同桂、4一飛、3一角、1一馬、3二玉、4二金、同角、2一飛成 迄十一手詰。

角が右側に効いているのを活かして攻めるかと思いきや、その角を左側から捨ててしまうという意表の攻めを狙いとして作っていたことを覚えている。そうでなければ23に守りの歩を配置し持ち駒に角を持ってきた筈。金が23にいると初手43角から詰みそうだから22に金を配置すると初形が「2」に似ているから入選2作目に相応しいかなと、一緒に投稿した自信作のダークホースとして投稿したら、こっちが入選した。飛車打ち、合駒共に限定となった(5手目51飛は同様に進め8手目32玉で不詰、6手目銀合は同飛成、同玉、32銀まで。)。隣に及川拓馬六段の図面が載っていて身に余る光栄。
(将棋世界入選2回。平成28年作。)

<詰将棋・必至暗算トレーニング>
題材:詰パラ2017年5月号ヤン詰解付き
A 5筋から逃げられないように攻めた。
B 初手はこっちだったか。
C すっぽ抜けたけど詰ませた。
D 桂も、「と」も、角も二回動かして捨てた。
E 手数が書いてなかったら15手詰にしていた。
F 5手目が限定打なのが良かった。
題材:詰パラ2017年5月号内藤九段の必至問題
1 歩に合駒。
2 邪魔駒がなければ5手必至だ。

ネットつながる

2018-02-25 15:46:52 | 日記
今日久々にネットがつながった。
昨年末からネット接続不調で、修理センターに伝授してもらった、アダプタ取り外し後差し込み方法でしのいでいたが、ブログ更新したい時に限り、その方法もうまくいかなかったり忙しかったりして、その間、藤井聡太が四段から六段になっていた。オリンピックも終わってしまった。一週間程前からネット接続完全停止になり、大雪で電線が駄目になったのかな、とか思いながら、引っ越しした時の書類を探し電話したらモデムの交換をするとのことで、それが今日実現。ネットがつながった。安堵。
詰将棋第14番の解説を楽しみにしている方、次の週末には多分解説出来ると思うのでお待ち下さい。詰将棋解答選手権、藤井聡太登場となり4連覇なるかも注目。私は今、詰将棋作りに手が回っていないが夏の詰将棋全国大会に行ければと思っている。では、ネットがつながったままでいるように…


詰将棋第十四番 将棋世界平成29年1月号

2017-12-30 20:30:23 | 詰将棋
今年の締めくくりは一年前に将棋世界に載った、この詰将棋。
夫婦で横浜美術館に行った帰りに
ランドマークタワーにある本屋で入選したのを知って、
一緒にいた妻と喜びを分かち合ったのだった。
選んで頂いた村田顕弘六段は最近六段昇段したとのことで、
おめでとうございます。

<詰将棋暗算トレーニング>
トレーニング題材:詰パラ2017年4月号ヤン詰解付き
A 作意以外を駒余りに仕留める。
B 馬と桂の詰め上がりがすっきり。
C 3手目同玉の時は、飛車は近づけて打つ!
D 心地良い手順。
E 背負い投げのような収束。
F がっしりと合駒。作者の筑木力さんのご冥福をお祈りします。(訃報は18年1月号で確認。)

羽生善治永世七冠と詰将棋パラダイス

2017-12-10 12:56:19 | 詰将棋
第30期竜王戦第5局で挑戦者の羽生善治棋聖が渡辺明竜王を破り新竜王となった。これで竜王通算7期となり、引退後に「永世竜王」を名乗る資格を得た。今期の羽生は王位、王座と続いた防衛戦で、菅井竜也新王位、中村太地新王座誕生を許し棋聖のみの一冠になっていたが、竜王戦では第一局の能楽堂での対局を制すなど4勝1敗で第15期以来の竜王となった。これで現在、来期からタイトル戦昇格となる叡王戦以外の全てのタイトル戦で永世資格を得たことになり、つまり「永世七冠」達成である。ただ竜王は永世竜王がかかっていた16期で森内九段に竜王奪取され、21期と23期では渡辺竜王へ挑戦するも竜王奪取ならず、あと1期で永世に迫ってから長い道のりを経てのものだった。初タイトルは平成元年の第2期竜王戦。以降、平成の間に99ものタイトルを取り永世七冠、永世を取った順番に言うと、永世棋王、永世棋聖、名誉王座、永世王位、永世王将、十九世名人、永世竜王と完全無欠だ。
詰将棋専門の私としては森内挑戦者を相手に終盤術で防衛した第54期名人戦が印象深い。その羽生さんが詰将棋パラダイスを携えている姿を過去にテレビで見たことがあり、羽生さんが読んでいるのだから私にはちょっと…と当時詰パラ購読に二の足を踏んでしまったことは痛恨の失着だった。羽生さんは試合前のキャッチボール感覚で読んでいると言っていたような。詰パラがキャッチボールとは…詰パラには初級コースがあるので、ご購読を考えている方は二の足を踏まないように。
羽生永世七冠誕生を記念するに丁度良い図式を詰将棋パラダイス700号記念特大号の中に見つけたので一筆。