詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

第31回詰将棋全国大会参戦記(上)

2015-07-26 19:26:56 | 詰将棋全国大会
7/18土曜日午前、新横浜駅で新幹線に乗る。前日準備に手間取り寝不足気味であるのを考慮して、新幹線の中で眠っているうちに九州に行かないようにと新大阪終点ののぞみを選択する。自由席だが無事に座れサンドウイッチとお茶を食べたら眠くなって起きたら新大阪だった。大阪は雰囲気的には遠いが感覚的には近かった。新大阪駅でおみやげを買った後、カレー好きの私は駅構内にあるサンマルコというオープンしたてのカレーレストランに入りチーズかつカレーを食べた。チーズがとろけてカレーの辛さとうまくブレンドしていて満足感とともに食べた。地下鉄を乗り継ぎ予約したホテルにも無事到着し少し散歩もする。散歩から帰りホテルの自室に入るとまた眠ってしまった。それでも夜もしっかり眠れた。
7/19日曜日、朝起きて窓外を見ると昨夜の夜とは裏腹に車が列をなして行進している。地下鉄を乗り継ぎ千日手線、じゃなかった、千日前線谷町9丁目で降り、地下通路を数百メートル歩いて地上に出る。5分程歩くとたかつガーデンホテルに辿り着いた。8階までエレベーターで昇り受付で名札をもらう。そして会場入り。12時半大会開始の30分前だったが、もうすでにたくさん人が来ていた。真ん中後ろのほうに座席を取り後ろに詰将棋本コーナーにたくさんの本が並んでいるのを見たりして過ごす。昨年の川崎大会の時は初参加で、まだ「新人コンクール」に出ている頃で知らない顔ばかりだったが今年はかなり顔を覚えてきたなと実感する。手元に大会出題の懸賞詰将棋の図面が書かれている用紙を見てしばし熟考。その作者の村田五段も来ている。たまたま近くに来た時に将棋世界に初入選させて頂いたお礼を言う。そして大会開始。吉松さんの見事な司会から始まり、柳田会長、北浜八段、水上詰パラ編集長の挨拶と続き看寿賞作品の解説と受賞者表彰。
短編賞 宮原航作 11手
短編賞 真島隆志作 11手
中編賞 井上徹也作 43手
中編賞 相馬慎一作 45手
長編賞 糟谷祐介作「百千帰」 403手
長編賞 添川公司作「枯野行」 147手
「百千帰」はネット発表作からの初の看寿賞だ。頭がぐるぐる回ってしまいそうな手順の作品だ。
七篠賞として解答チャンピオンの表彰はパーフェクトを達成した竹中さんと福村さんのうち出席した竹中さんが表彰された。全部解けるということは全ての作品を自力で鑑賞出来るということで凄いことで羨ましい。
詰将棋の普及・発展に貢献された方に贈られる門脇芳雄賞にはフェアリーランドを21年間担当筒井さんと、短期大学コーナーを17年間担当し全国大会での司会の石黒さんが表彰。
25回大会参加者も表彰され詰工房でお会いした金子さんも表彰されていた。
そういえば私を「新人コンクールで初入選させてくれた柴田さんはいるかな。」と周りを見渡したら後ろの書籍コーナーで腕組みをして座っている。後で挨拶に行こう。
そしてアマレン杯握り詰優勝者発表の時が来た。
【第31回詰将棋全国大会参戦記(下)へ続く。】

<第27週週刊将棋五段問題封じ手(第1605回・7月8日号)>
先週掲載した私の封じ手は▲6九金。
週刊将棋の解答は▲8八銀。
不正解。27問中24問正解。正解率88.9%。
<第28週週刊将棋五段問題封じ手(第1606回・7月15日号)>
私の封じ手は▲3二銀不成。
これに同角は1三歩、2一玉、3三桂、3一玉、4三歩成、同角、4一桂成以下勝ち。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪に行ってきます

2015-07-18 00:49:12 | 日記
無事にホテルも予約出来新幹線の切符も買ったので明日(今日か)大阪に行ってきます。
第31回詰将棋全国大会に行ってきます。
今回は創棋会主催です。
会場は「たかつガーデン」。大阪だ。遠い。
新幹線では何を読むか。詰パラと週刊将棋か。お茶飲みながら。
あとは今のところ自信作投稿予定の詰将棋の余詰検討をしよう。
マグネット盤もかばんに入れなくては。
自由席だけど座れるかな。
ホテル予約は間近でしたから大苦戦して少々高くついてしまったが、まあいい。
ネットサーフィンが得意な人なら穴場を探せるのだろうが。
ぱかっと開く携帯を使っている私が
ホテルでブログ更新などという小細工もうまくいきそうにないから今更新だ。
では行ってきます。

<第26週週刊将棋五段問題封じ手(第1604回・7月1日号)>
先週掲載した私の封じ手は▲4一飛成。
週刊将棋の解答は▲4一飛成。
正解。26問中24問正解。正解率92.3%。
<第27週週刊将棋五段問題封じ手(第1605回・7月8日号)>
私の封じ手は▲6九金。
同歩に4一銀が詰めろ逃れの詰めろ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詰将棋第四番<解説> 詰将棋パラダイス平成26年5月号「新人コンクール」

2015-07-11 23:40:46 | 詰将棋
        第四番 詰将棋パラダイス平成26年5月号「新人コンクール」
        
        1二歩、同玉、2四桂、1三玉、1五香、同桂、1二桂成、同玉、
        1三歩、2二玉、2三歩、同玉、2四金、2二玉、1二歩成、同玉、
        1四香、2一玉、2二歩、同玉、1三金、1一玉、1二金まで23手詰。

        初手は自然に1二歩から入り同玉にしっくりくる2四桂。
        この手の効果で邪魔駒である1三の桂が取り除かれるが
        今度は打った2四の桂が邪魔駒になる。
        でもこれも計算のうちなのであたふたする必要はない。
        1五香で退路封鎖をする手順を踏んでから、その桂を捨てれば
        以降変化は多いものの、
        豊富な持駒を有効活用しているうちに自然に詰み上がる。
        10手目1三同玉は1四香以下、12手目1三玉も1四香以下。
        12手目2三同桂は1二金まで。
        4二の馬は終始じっとしていて動かないがじっとしていることが仕事。
                   
        ところでもしこの局面が実戦で私が後手番ならば2手目は2二玉と逃げる。
        何故なら1四桂と打ってくれる人が多いのではと踏んでいるからだ。
        自然な1四桂に1二玉と寄れば1三の桂の存在で不詰。
        2二玉には2一桂成が正しく同玉に2二歩(もしくは1一歩成)以下。
        この変化まで読めていないのに作意だけ分かって
        「解いた」と言って欲しくない作品である
        (詰パラ入選2回。 平成26年作)。

        
        <第25週週刊将棋五段問題封じ手(第1603回・6月24日号)>
        先週掲載した私の封じ手は▲9四香。
        週刊将棋の解答は▲9四香。
        正解。
        25問中23問正解。正解率92%。
        <第26週週刊将棋五段問題封じ手(第1604回・7月1日号)>
        私の封じ手は▲4一飛成。
        以下同銀、3二飛(!)、同銀、3四桂。先手に詰みはない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

看寿賞と引越

2015-07-06 05:37:03 | 日記
私は最近引越で忙しいです。
横浜市内から横浜市内への引越なのですが、
横浜市というのは都会から田舎まで網羅していて結構広いのです。
最寄駅からバスで数分、バス停留所から徒歩5分のところへの引越となりました。
まだ新居での生活はスタートしていないのですが、
昨日もガス屋さんに対応したり、電化製品を揃えたりといろいろです。
将棋盤と駒は新居にすでに持っていってしまいましたが、
パソコンはまだ移動させてないので旧居からのブログ更新です。

今月詰パラ7月号では詰将棋看寿賞受賞作が発表されました。
看寿賞は今回で53回を迎える歴史のある賞です。
詰将棋界で最高の栄誉である看寿賞は年に1回この時期に、各部門ごとに発表されます。
今回は短編賞、中編賞、長編賞各2作ずつ、計6作発表され
内訳は短編賞11手詰2作、中編賞43手詰と45手詰、
長編賞147手詰と403手詰となっております。
受賞者は詰将棋全国大会にて表彰されます。
あと今月号の詰パラ初級コーナーには私の詰将棋も掲載されていますので是非挑戦してください。

<第24週週刊将棋五段問題封じ手(第1602回・6月17日号)>
先週掲載した私の封じ手は▲7四桂。
週刊将棋の解答は▲7四桂。
正解。
24問中22問正解。正解率91.7%。
<第25週週刊将棋五段問題封じ手(第1603回・6月24日号)>
私の封じ手は▲9四香。
以下8四玉に8五歩までの打ち歩詰回避と
受けに効かしながら6九の馬を狙う5八龍。
5八同馬と取ってくれれば打ち歩詰打開+即詰み。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする