パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

例外が多い場合はなにか怪しい

2021年05月17日 10時50分07秒 | 養鶏所騒動

世の中には例外がある

一つ一つの場合を考えていちいち対応するのは手間がかかるので
普通は一定の決まりを設けて自動的にそれに従うようにする
その方が合理的で人には、納得感も得られやすい
しかし、それをすり抜けるような例外がいつも出てくる
その例外は心もとない言い訳(説明)によって仕方ないものとか
合法的に許されているものとされるが「例外は裏に何かある」
と想像される(想像されても仕方ないような)ことが多い

国の例では、森友学園騒動がそうだ
そもそも当初あの土地は一般的には例のない借地として契約が進んでいた
それだけでなく、あのびっくりするような割引価格とその鑑定の曖昧さ
他にも、桜を見る会のホテルのパーティは一人5000円で、金額が常識外れだし
見積書(明細)がないというのも考えられない
検察のトップ人事もこれまた例外を利用しようとした
(黒川氏は定年とされていたのに、解釈変更で一般公務員扱いにしようとして伸ばそうとした)
現政権の例外案件は呆れるほど多いが、「例外の裏には何かある」と考えたほうが
一般人は賢く対処できるかもしれない

このように例外的に進められた例は、地方自治体の我が市でもいろいろ見られる
まずは庁舎についてだ
現在庁舎の南側の空き地は何の利用もできずに、防災空地としてほったらかしになっている
誰もが思いつく駐車場にすればいいのに、、との考えは、実は法的にそれができない
というのは、そもそもあの場所に当初の計画通りの高さの建物は法的には不可能だったからで
そこでひねり出したのが例外の方法による手段で、土地が2つの異なる区分から成り立ち
2つの異なった高さ規定がある場合は、2つの区分のうち面積の大きい方の規定に従う、、
という苦し紛れの方法を選択したことに端を発する

その後いろいろあったが、例外を利用して進めたので、それ以上の例外は国も許さないから
現在のあの場所は、にっちもさっちもいかなくなっている

今、個人的に我が市の気になる例外は、ある土地の購入についてだ
そこは鶏舎経営者が市に購入を求めた
近隣からは臭い等の苦情が長年続いていたので、それは検討に値すると考えたらしい
ここまでは、少し違和感を感じながらも納得したとしても、納得できない大きなことがあった
それは買取価格の正当性で、こうした買取価格は普通は不動産鑑定士の評価に基づいて行われる
この不動産鑑定の数字がとても奇妙なのだ
それは不動産鑑定をする場所は新城市に存在するのに、不動産鑑定に用いた参考の場所は
新城市内ではなく豊川市になっていた(4箇所の参考のうち3箇所が豊川市)
なんで?
この事実を知れば大概の人は疑問に思うだろう
(それが大ごとにならずにいるのは、その事実が知られていないからだと思う)
例外は、もう少しある
この不動産鑑定の報告書は結構な厚みがある
つまり、ちょっとやそっとではできない仕事なのだ
それがものすごい段取りで市に届けられている
この年は新年号の開始の年で、GWは10連休となっていた
不動産鑑定の契約が4月末、連休があったにも関わららず分厚い報告書が完成している
このようにスピーディーに進んだのは、同時並行的に物事が進んでいたからと想像される
その段取りが現実的に良いか悪いかわからない(行政の知恵としてあるかもしれない)
だが、そうだしても例外的な行動をしていることは間違いないと想像される

決まりごとは、誰でも公平に素早く対処するために作られているが
例外を使うのはいつも特別な人たちになってる場合が多い
「例外は裏に何かがある」と考えることは、少しばかり残念な考え方だが
自分たちを守るためには現実的な考え方かもしれない


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