パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

もったいない

2009年06月27日 14時58分04秒 | サッカー
先週は練習会場が確保できず、残念ながら休みとなった
少年サッカーの練習

今週は広い会場をとることができたが
心配なのは暑さによる熱中症

この時期、年々自分らもしんどくなってきているが
自分のことが把握できない子供たちが相手だけに
何事も無く練習が終わってくれるのが一番

しかし、30人の1.2年生はいざ練習(お遊び?)を始めても
なかなか全員が真面目に取り組んでくれるわけではない
数人の真面目な子、後ろでおしゃべりして全然練習に参加しない子
やっても気持ちが入って子などいろいろ

そこで今日は練習の始め、まだ気が散らない時に子供たちに
「君たちは自分たちがいいものを持っている
 それはみんな同じじゃない、でもそれは真面目にやらないと
 身に付かない。だからみんな真面目にやろう。
  でないと、本当にもったいないよ!
 この間、試合に負けちゃったけど、今度はもっと上手くなって勝とう!
 真面目に練習しないと、相手に負けるというより自滅しちゃうよ」

割合真面目に聞いていたようだが
果たしてどれだけ分かってくれたことか?

その証拠にやはりと言うべきか練習はいつものパターンに
ここでひとつひとつの練習を完璧に!
等と思うと、とてもやっていられない
少しだらしない!と思われる人がいるかもしれないが
二人でこれだけの人数を指導していくのは大変だ
(必要なのは我慢我慢)

子供たちが一番夢中になれるのは、やっぱりゲーム
連取時間の仕上げにゲームを行うがその時に
その日練習したことが直ぐに形に出ることがある
「えらい!さっき練習したことができたね」
そんな風に声をかけると、無意識にそのプレーをした子供も
はっと気づいてなにやら嬉しそうな
そして自信を深めた様子

それでなくても、試合中は本当に子供たちの得意とするプレーの
キャラクターが出てくる
練習は冴えない子でも、いざ本番が強い子もいる
おとなしい子でも2年生等は瞬間、
今までの練習期間が無駄でなかったような
機敏な動き方やボール扱いをする
「だから、君はできるっていただろう!
 今のをもう一回、頑張ってやってみな」
こんな声をかけると、自分でも何か感ずるところがあったのか
急に積極的にゲームに参加するようになる

残念ながら時間内に全ての子供たちに
平等に声をかけられるわけではない
だからこちらで2.3人にしぼって声をかけたり
練習の進展度合いを注目するのだが
こうした地味な積み重ねが着実な個々のレベルアップに
結びついているのは実感できる
(といっても、1.2年生でのことだが)

自分が一番もったいないと思うのは
子供たちが本来持っている自分の能力に気づかなかったり
発揮しようとしないこと

だから、自分が(多分怒り気味の口調で)大声を出すのは
悪いプレーをして叱るよりは、むしろ
できることをしようとしないことに対する怒り
「ほら、できるじゃないか!
 だからできるって言ったろう。
 もっとやってみな、でないともったいないよ」

しかし、練習終了時はやっぱり
「今日の練習はイマイチだったな」と毎回
なにかしらの不満足を感じてしまう

相手は小学1.2年生
仕方ないかな?

それにしても自分のよさを発揮しないのは
本当に「もったいない」
子供たちがそれに気づいてくれればいいのだが。

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