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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

久しぶりの名古屋と宗次ホール

2025年04月27日 08時30分23秒 | 音楽

名古屋に出かけたのは、多分去年の7月1日以来
最近は田舎生活ドップリで大した刺激もなく
ウダウダと自分とのおしゃべりに終止している

それじゃダメだ!と思い宗次ホールを目的のメインに据えて
JRの割引券を使って名古屋に出かけた
出かけたついでに春から秋用のズボンを購入することにした

安物買いの銭失い!を何度も実感しているので
総竹梅の真ん中あたりの商品を手に入れようと
JR高島屋の紳士服売り場に向かった

しかし、その階では迷うことばかりで、一向に店に入ることができない
店のブランドは全く馴染みがない(というか今まで関心がなかった)
今の若者とか現役は、当たり前のようにこれらのブランドを知っているのか
と自身が田舎者だと実感した

田舎者は名古屋駅の人の多さにも驚く
改札口を出ると誰かにぶつかりそうになる
あまりにも多くの人が動くので目が回りそうになる
やはり都会は合わんな!と少しイライラしてくる

パンツはある店で購入した
裾上げがあるので商品は郵送にしてもらうことにした
価格は見ずに決めたが、払う段になってちょいと驚いた
でも高島屋に入っているうちでは真ん中くらいだそうだ

昼頃だったので宗次ホールに向かった
当日券購入には時間があったので、昼ご飯を近くで取ることにした
ラーメンくらいで良いか!と思っていたところ
「横浜家系ラーメン」という文字が目に入った
なんだか聞いたことのある言葉だと思いつつ
それがどんな傾向のラーメン化は全く知らない
自分は最近のことは何にも知らないな、、と改めて思い知らされることになった

でも、今の年齢ではそんなことに焦りは感じない
むしろ自分だけの世界で十分だとさえ思う

宗次ホールでは当日券が手に入った
下の階は思いのほか混んでいた
(いつももう少し空席があることが多い)

この日のプログラムは




久しぶりの生演奏を聴く機会だ
特にフランクのヴァイオリン・ソナタはこのジャンルでは一番好きな音楽かもしれない

久しぶりなので音楽に集中するにもすんなりとはいかない
聴く方もコンディションの調整が必要だ
最初にモーツァルトを持ってくるのは、なるほど耳慣らしとか
聞き手のコンディション調整に良いかもしれないと思った

一番不満だったのはブラームスのヴァイオリン・ソナタ
それが演奏がどうのと言うより曲自体の話で
曲自体がなんだかモヤモヤしたままスッキリしない
それを思うとモーツアルトはどこか直感的でスッキリしている

ほんとモーツアルトは良いなあ、、とブラームスを聴きながら思う

休憩の後、フランクのソナタ
旋律が美しいというタイプの曲ではない
どこか内省的な味わいの曲で、循環形式といわれる様式で作られており
各楽章にそのテーマが現れる

昨日はせっかくの目前の実演なのだからと、ヴァイオリンの弾き方
ボーウイングに注目して見た
アップとダウンとリズムの刻み
それらは今まで気にしたことはなかったが、先日レコードを聴いていた時
奏者は実際どのように演奏するのか?と気になって仕方なくなった

それに注目すると、奏者の熱気とか集中の度合いとボウイングは
とても必然的なように思えてきた
この曲のピークは第3楽章だと自分は思うが
盛り上がっていくところ、ピアノの幻想的な伴奏と弱音でのやり取りは
どの演奏を聴いても恍惚感を覚える
そして昨日も圧巻だった

名古屋は人が多くて疲れるが、それでもたまには刺激を受けるようにしないと
ダメかな、、と帰りの電車で思ったりした

フランクのヴァイオリン・ソナタの第3楽章はこのような曲

フランク ヴァイオリンソナタ(第3楽章) Franck Violin Sonata ~ 3rd mov.


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