パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

他の要素が多すぎる

2009年06月24日 21時57分12秒 | Weblog
めっきり買わなくなったけれど
クラシックのCDジャケットは随分様変わりしている
昔は作曲家の肖像画とか曲をイメージさせるものが多かったけれど
最近は、特に女性の演奏家のものなどは
それこそファッション雑誌みたいな感じで
きれいに化粧して、きれいなドレスを着て
何のジャンルのCDなのか間違えそうになりそうだ

きれいに越したことは無いけれど
こと音楽に関する限りヴィジュアル重視だけでいいのかは
おおいに疑問だ

上原 彩子というピアニストがいる
「第12回チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門において、
女性として史上初めての第1位を獲得した人だ
そのニュースをテレビで流し、演奏風景も音楽も合わせて放送された
確かにその時、これは音が違う
パリパリと歯切れよく、力強く、若々しく、音色も豊かで、、、
優勝に値するかも 半端な才能じゃなさそう
と思ったものだった

今回の辻井伸行さんの快挙
同じようにテレビで演奏会風景が放送されたが
正直なところテレビの音を聞く限りは
上原 彩子の時ほどの衝撃は受けなかった
もちろんテレビ等では本当の音楽を評価できないかもしれない

だが一方で、きわめてテレビ的というか、ハンディカップがあるために
必要以上にセンセーショナルに(間違って)扱われているような気がする
それはもしかしたら、彼のためにもよくないこと
かも知れない?などとよけいな心配をしてしまう

最初のCDジャケットにしてもそう
売るための要素が、流行をつくりだす仕掛けが
音楽以上に、一人歩きしているようで
ある面、音楽は二の次になっている(?)

なんだかなあ
これでいいのかな?

といって、
売れなきゃ困る人がたくさんいるし、、、



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブームだろうが、なんだろうが | トップ | モーツァルト、ベートーヴェ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事