パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

同情、共感。そして行為

2009年01月03日 15時06分29秒 | Weblog
法人税が高いと企業はみんな海外に行ってしまう
会社を存続させるには派遣の利用も仕方ないし、そのカットも仕方ない
(日本ではないが)CEOの高給な年収は当然と考えている

あくまでも自分がその立場にないから言えることかもしれないが
これらの言葉はどこかでみんな似ている
少なくともそこには企業の責任は社会的であるとは感じられない
あるのは儲けることが全てという考え方だけ

弱い立場の人たちに同情したり共感したりすることはなく
いわゆる勝ち組の論理を弁舌たくましく唱える
それが今そこらあたりで見られる光景だ

確かにその立場にならないとわからないことがある
だがこの想像力の欠如、弱いものへの扱いはなんだろう
どうしてそうしたことが平気でできるのだろう?

経済的に成功した人物と人格者とはどうやら別のようだ
これがこれまでに自分が身につけた感覚なのだが
残念ながらアダム・スミスも言うように人は
経済的な立場の上のものをつい尊敬してしまう傾向になる

これはある面仕方ないことかもしれないので
できることなら立場の強い人たちが
想像力たくましくして弱い立場の人を救うことができればいいのだろうが!

できることなら、そうすることによって自分にどんなメリットがある?とか
細かいこと言わずに、目の前にある現実にただ単純に
人として何かできることを損得関係なしに
できるようになってくれたらいいのだけれど

これは無理かな!
と思いながら新しい年だからついつい期待してしまう
(さて自分はそれができるか?)


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