パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

伊勢物語の中の歌

2013年01月24日 19時53分55秒 | あれこれ考えること

今日はネタがないので横着して
最近現代語訳を読んだ伊勢物語から
ちょっと気になった歌をピックアップ

まずは有名な
 「唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」

聞いたことあるぞ!と思ったのが
 「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」

なんか色っぽい感じがするのが
 「さつき待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」

小野小町のこれもわかりやすい
 「思いつつ寝ればや人の見えつらん夢と知りせば覚めざらましを」

最後の方で出てきた
 「ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思わざりしを」

高校の教科書に出てきた
 「名にし負はば いざこと問はむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」

こんなのも気になった
 「月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして」

こんなふうに書きだすと結構心情的に共感できるものが多い
伊勢物語の歌は全てが在原業平の作品ではないけど、
歌がこのようにいいので読み返すのもいい
短い章から成り立っているので苦労しないし

それにしても、勉強から離れると楽しめるものだ

 

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