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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「目利き」の効く人と効かない人

2025年06月27日 08時44分35秒 | まとまらない話

「目利き」という言葉が目に入って頭の中に引っかかった
魚は目利きの効く人が、多く中からその力を発揮して高品質のもを探し出す
スポーツの世界では、まだひよっこの状態の選手を目利きの効くスカウトが
宝物を見つけるように発掘する(後の伸びしろはどうやってわかるのだろう)

これらはおそらく「目利きの効く人」の長年にわたって蓄積されたものが
勘となって形に現れるものと思われる
つまりは目利きの利く人は、常日頃からの蓄積の量が普通の人とは
ぜんぜん違うと思われる

社会はこうした変わった才能のある人を重宝してうまく活かしている
しかし、不意に気になってしまったのが「この世界だけは全く違うな」ということ

この世界とは、政治もしくは選挙の世界のことで
特に選挙では誰もが同じ一票の力しか持ち得ない
ものすごい情報量で広範囲の視点から考えられる人も
普段は何も考えず、その時々の空気にのってしまう人も
容姿が良いとか、家系が良いとかだけで判断する人も全く同じ一票しか力を持ちえない

今はそれは当たり前のこととして存在しているが
果たしてそれ本当に良いことなのだろうか?
と最近の社会を見るにつけ、ちょいと疑ったしまった

この同じ一票の危険性は既にある程度考えられていたようで
「多数決を疑う」の本の中では、一般的に合理的な決定機関とする
普通の(選挙)投票に変わる方法も、いろんな人が考えていた

ポピュリズムがその破壊力を発揮するのは、この一人一票の力で
人の善政とか倫理観とか、、そうした一種理想的なイデアを頭に浮かべるよりも
現実的な興味とか眼の前の対処法に心奪われる人が多いことだ
(ヒトラーも立花孝志氏もこうした人をうまく利用している)

確かにみんながみんな個の確立をし、一人ひとりが賢く広範囲の視点から
理性的に考えられるようになるのは理想だが、現実世界で周りがそんな人ばかりだと
少し息苦そうな気がしないでもない

ということで、人間社会はなんか難しいな、、と思うこの頃
でも個人的には、少しばかり息苦しくても
個の確立ができた人が多いほうが良いと思う

まとまらない話

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