パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

昨日の「光る君へ」は、紫の上を連想した人が多かったようだ

2024年03月18日 16時20分56秒 | 徒然なるままに

既に何人かの人が指摘しているが、昨日の「光る君へ」で
道長がまひろに妻になって欲しいと申し込んだシーン
心はまひろ第一にあるが、地位としては正妻ではないが
勘弁して欲しいとする状況は、光源氏の最愛の妻
紫の上の立場を連想させるようだ

紫の上は、女三の宮が光源氏に嫁いだために
紫の上の形式上の立場は弱くなってしまったが
この関係が昨日の場面とシンクロしているとする見方だ

確かに今回のドラマは、源氏物語に採用された部分のネタ探し
に注目するとなかなか面白い
少し前は「雨夜の品定め」のシーンを連想させる部分があった
自分が気づかなかった部分では、源氏物語の桐壺のエピソードですら
ドラマで匂わせるような部分があったらしい

このドラマは単純にストーリーを追うだけでなく
このような別の楽しみ方があるわけだが、本来何かを楽しむということは
こうした深読みができるとか、それなりの知恵を持つことが必須なのかもしれない

何でもそれなりに知ってくると物事はより楽しめる
楽しむには少しばかり努力が必要ということだろう



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