パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

徒然なるままに思うこと

2024年05月28日 09時07分25秒 | 徒然なるままに

枕草子も外国語に翻訳されているそうだ
ところが「枕」とつくのが「ピロートーク」を連想させるようで
ポルノっぽい内容と勘違いする人も少なくないらしい

前回の「光る君へ」では枕草子が生まれるきっかけが
感動的に展開されたが、史実とはだいぶ違うので批判的な声も多い
大河ドラマはフィクションとして余裕をもって愉しめば良い
とする声もあるが、そもそも歴史に詳しくない人は
これをきっかけに覚えていくので多少の混乱は生まれるかもしれない

ドラマでは文字が書かれるシーンが多いが、いつも不思議に思うのは
縦に書かれた文字が左右にそれていないことだ
自分が試みたら下の方はどちらかに曲がってしまいそうだ
慣れれば真っ直ぐに書けるのだろうか?
それともまっすぐ書けるようなサイン、印がどこかにあるのだろうか

それにしても昔は中国が、今のアメリカだった
文明とか文化の進んだ国で、日本はそれを身につけるために人を送り
向こうからも人を招いた
そしてその根本となる文化は実用的なものだけでなく、生き様をも
指し示すようなものが多かった

まひろが誰でも役人になれる可能性があると憧れた公務員の選抜試験「科挙」は
実はとんでもなく難しい試験で、これにトライできる家庭は現実には限られていたようだ
どうやら科挙の試験内容は実学だけでなく、今でいうリベラルアーツっぽいものも
重要視されていたそうだ

日本でも上位にいる人々はこうした教養をベースに
そしてノブレス・オブリージュの精神でことに当たるようしていたようだ
知識人・教養人の支配は目先の損得に支配される政治形態よりはましなのか
人はそこまで善人になりきれないから、それよりは多数の意見の集約が可能な
一種の民主主義的な方法が良いのか、、は今も答えのないように思えるが
それでも程々の感情とか懐の深さをもった人が上の立場にはいて欲しい

ホントかどうかはわからないが、最近の国語では小説よりも契約書を読みこなす
勉強が優先されるかもしれない、、との情報を耳にした
馬鹿なことを、、と単純に思うが、過度な実学優先の社会は
いつか大きな間違いを起こしそうな気がしてならない

ということで、例のごとく話はあっちこっちに逸れてしまった
締めを想定せずに進めたからだが、どう進むか考えながら行っているのは
実は作家さんのストーリー展開を工夫しているのと同じなのだろうか
(そんなことあるはずないか!)

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