パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

消えている時間(難しい柿谷の評価)

2013年07月17日 21時09分02秒 | サッカー
東アジア選手権は国内組を中心に組む予定で
新しい選手が数多く選出された

期待の柿谷、豊田、山口、扇原が今日の公式戦
セレッソ対サガンで直接対戦
(結果は4-1でセレッソの勝利)
それぞれのパフォーマンスから代表の姿を想像してみると、、

柿谷、最初のアシストのきっかけとなったプレス
そして丁寧なパス
これはきちんと仕事ができていた
しかし、この選手はまだ出来不出来の波が大きい
気合が入った時はスーパーなプレーをするし
何気ないプレー自体も高い技術のものがある
しかし、いわゆる消えている時間も多い
そしてミスも多い

キャラクターがそうなのだろうけれど
岡崎のように前線からプレスに走り回ると言うタイプではない
その代わり、スタミナを残しているだけに
いつ決定的な仕事をするか不気味なところがある

FWの仕事を考える場合ここの兼ね合いが難しい
前線からのプレスで肝心の仕事にガス欠
一生懸命な姿が日本人に受けそうなのだが
余りにも効率が悪い

イブラやブラジルのロナウドなんて
気が向いた時しか守りなんてしない
しかし、彼らは彼らの仕事をきちんとこなしている

それはエネルギーを余らせているからか?
それもあるかもしれないけど、そればかりではない
サッカーは一試合のうちボールに触る回数なんて知れている
そのタッチが全て正確で効果的なものであったとしたら
これもまたすごく効率的なものとなる

よく反対の考え方でボールに触っていない時間を重要視して
その走りを評価する人がいるけど
肝心な止める、パスするがきちんとできていなかったら
なんにもならない
日本人のクロスの質、DFからの繋ぎの拙さは
走る量がどうのこうのの問題ではない

ということで、柿谷
確かに才気走ったところのある選手で
今までのゴールも流しこむ形も多く必然の形となっている
また今日のアシスト、ジュビロ戦のアシストと肝心なところで
仕事をしている
そしてサッカーのように得点の少ないゲームでは
ここに関わること自体が才能なのかもしれない

しかし、思うのは、もっと出来るはず
監督が言うようにもっと出来るはず
もっと強烈な存在感をにじませるような、、

毎試合コンスタントに1得点するより
今は爆発と言ったキッカケが必要なのではないかと思ってしまう

もっとも今のチームではエジノとの組み合わせが
エジノのほうが柿谷の発想についていけていない感じ
そして柿谷もむすかしいことをしすぎ

で、今度の国際試合に柿谷は使われるか?
機能するか?
と言う件については
使われないかもしれない
という気がする

また使われるとしたらトップ下と言う話もあるようで
慣れていないポジションは結果が出しにくい
こうなると後は運かな

出来ればもう少しパフォーマンスが安定して
全体的にミスが少なくして
決定的な仕事(アシスト・得点)を数多くする事が出来れば
ちょっと別格な選手になれそうな気がするが、、

香川と比べるとまだ安定感というか
ミスの多さが気になる
その分挑戦するところはいいけど

ということで、消えている時間の多い不思議な
しかし期待をもたせる柿谷
サッカーの神様は彼に運を与えるのだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする