パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ポジション別性格

2013年07月24日 20時01分15秒 | あれこれ考えること
オーケストラの世界では演奏家の性格はその楽器とシンクロする
とも言われる
第一ヴァイオリンの人の性格は明らかにヴィオラの人とは
違うだろうし、ファゴットの人とも随分違う
トロンボーンなんて、いわゆるちょっと変わった
でも人のいいパターンが多そう

つまり、今挙げた第一ヴァイオリン以外の人は
縁の下の力持ちを好んでやるタイプ
そして彼らなりの楽しみも見つけている

ところで、今日の話はサッカーのポジション別性格について

ある雑誌で読んだ記憶があるのだが
どこの国でもサッカーのフォワードをするような人間は
ちょっとせっかちで変わっていると言う評価
例えば授業中に外からヘリコプターの音が聞こえたら
フォワードタイプの人間は授業そっちのけで
窓際に行ってしまう
確かそんな例が掲載されていた

ここまで極端ではないけれども
確かにDF陣の人間とは違うのは確か

DF陣の人は冷静で粘り強く分析的
後ろから見える景色は自分のすべき動きを知らず知らずのうちに
限定される

ところが、この冷静な人間が前に行くようなことがあったら
見える景色が全然違うので困ってしまう
景色は自ら創りださなくてはならない

もっとも、それが性格の違いということだから
特に問題視することはないけれど

ところで、問題はフォワードの一部の人間に見られる
少し変わった性格を日本人は許容出来るか?
という点はなかなか難しい

特に学校の世界では!
いや、日本代表の中でも冷静な評価は難しいのかも知れない
(圧倒的な実績を残している場合を除いて)

日本人のサッカー観は
多分献身的にみんなのために走り回る
これが一番好きなパターンなのだろう

消えている時間が長くても
決める時は決める
そういう選手はいい時は黙っていても
悪くなった時はケチョンケチョンに悪く言いそう

つまり、効率が悪かろうが頑張っている姿が好き
それが基本的な日本人のサッカースタイル

中山雅史、巻誠一郎、鈴木隆行など前線から
走り回るタイプが好きそう

しかし、思うのだが、そろそろその行動が
効果的かどうかで判断してもいいのではないのか

評価の対象は自分自身の仕事をきちんとできているかどうか?
特にフォワードならば得点できているかどうか

先日の東アジア選手権の中国戦、原口はいい動きで
ナイスボレーシュートだったけど
結果的には惜しい!と言う状況

斎藤もリーグ戦のセレッソ戦ではゴールポストに当たるような
シュートが2本もで決めきれていない

ところが、サボっているような柿谷は
結果だけは出している
これはどう考えたらいいのか

サッカーの神様は意地悪をしているのか
それとも、そもそも考え方を変えるべきなのか

以前にも書いたけれど柿谷の評価は難しい
決めるところは凄いけれど、もっと出来るはず
を実現じないと監督の(ザックの)良い評価には結びつかない

そして性格の問題
プレーも、まだ一瞬の閃きに偏って香川みたいには安定感がない
これはいつか訂正されるだろうというのでない気がする

つまり性格の根本的なところで変わり様のないところの
多少成長によって変化はあっても
大きな変化は無いように思われる?

しかし、問題はここから
つまりサッカーのように点の少ないゲームで
得点を挙げるのは素直に天性の才能と考えてみたらどうか
その才能を自分好みに変えるのではなく
才能を思い切り開放できるように指導する
そういう考え方をサポーターも持たなくちゃいけない
ということ

日本人は歩くイブラが好きか?
ブラジルのロナウドだって自分の仕事しかしない
最近はメッシですら、守りに手を抜いていると文句を言われる

いろいろゴチャゴチャ書いたけど
つまりはフォワードをするような選手は変わった人物が多いので
そのことを前提にいかに効率よくチームマネージメントをするか
それが監督の仕事で
サポーターも性格的に変わったサッカー馬鹿を愛すべきということ

それにしても、バロンドールを取るような選手は
ホントちょっと変わってる
しかし、それでバランスが取れているような気がしてならない

相変わらず、どうでもいい話でした

コメント
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