パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

シャワートイレと普通のトイレ

2013年07月02日 20時24分06秒 | あれこれ考えること
日本の気の利いた優れた製品にシャワートイレがある!
と思っていた
痔主の自分にとっては、これを使い始めてから調子がいい

こんな体験から、これは全世界に広がる、広げるべきものと思ったし
先日のドイツ・オーストリア旅行のホテルには
シャワートイレがないことを少し不安に思ったものだ

ところが実際、ホテルに設置されたトイレを使ってみると
まずトイレットペーパーが厚い、しっかりしている
水は勢い良く流れ、その為に少量の水で済んでいて
なかなかのエコ仕様

そして全体の印象としての使用感は、
悪くない!というか、「これもあり!」
といったところ

そこで、いろんなことを考えてしまった
日本のシャワートイレの何が何まで、いたれりつくせりの設備
とても柔らかいトイレットペーパー
使用者にやさしいトイレ
こうしたものが本当にいい製品なのだろうか?
ということ

人の持っているある種の機能を低下させていないか?
(以前なにかで聞いたことがあるような記憶があるが、
 それが何だったかまでは覚えていない)

シャワートイレ以外にも
巷にあふれる日本の製品は気が利いているけれど
余りにもおせっかい
食品は食べやすく癖がないけど
個性がない
こんなところが、ちょっとした気になってきた

日本社会のような親切は
個人の判断能力の欠如を助長する
そんなに大げさに考えなくても
サービス過剰はそろそろ控えめにしたほうが
良いのかもしれない
と考えてしまった

ヨーロッパではシャワートイレは普及しない
彼らにとって、その機能は不必要と考えそう
根拠もなく、そんな気がした


コメント
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