日本と中国・韓国の関係が泥沼化している。
こうなったら双方のメンツにかけて引き下がらないのだろう。
迷惑をこうむるのは経済界と文化人である。
自国の論理は、国際的な常識ではないことを双方に理解してほしいものだ。
国連がリーダーシップをとって、強制的に首脳会談をセッティングすればよいのかもしれない。
日本は国連に弱いから、言われたら嫌とは言えないだろう。
問題は中国と韓国をどうやって説得するかだが。
いずれにしても話し合わない限り前進はない。
ところで、洪湖に関する面白い論文を見つけた。
日本大学の佐藤キエ子さんらの研究だ。
***(以下原文より)
2005年の調査結果で特に目立つ点は,リン酸 PO4- の濃度の高さである。
普通の淡水では,硝酸よりも一桁小さな濃度であるが,今回は硝酸を少し超える場合もあった。
リン酸は,検出できなかった井戸水の2サンプルを除き,1.50~4.96mg/ℓの範囲にある。
リン酸濃度の高さについては今後原因を追究する。
硝酸も地下水を除けば1.25~12.08mg/ℓの範囲にある。
今回,アンモニアや亜硝酸はほとんど検出されなかった。
***
このリン濃度は尋常ではない。
琵琶湖の濃度の1000倍はある。
まるで下水の原水が流れ込んでいるようだ。
この湖では、大量にカニ養殖をしているようだ。
それが何らかの影響を持っているのだろうか。
ただ揚子江からの流入水中からのリン濃度も高いので、汚濁源は上流になるのかもしれない。
工業用水の流入もあるようだ。
できれば、環境を回復させるとともに、重金属も回収できるような方策を提言してみようかと思っている。
少しずつだが洪湖の様子がわかり始めてきた。