DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

夢(8)

2014-01-09 21:20:39 | ButsuButsu


琵琶湖を撮る。

一羽のカワウの向こうに、多数の鴨が泳ぎ、さらにその向こうに観光船のミシガンが浮かぶ。

いかにも象徴的な風景だ。

この数年間、滋賀県は害鳥として多数のカワウを殺処分した。

竹生島に棲みついて木々を枯らすとともに、琵琶湖のアユを食べるのだという。

人間にとって害するものは駆除する、過去から我々が行ってきた所作だ。

このことは、ブラックバスやブルーギルでも言える。

さて、どの段階で排除しどの段階で保護するのか、考えさせられる眺めだ。

人類の場合でも同じことが言える。

既得権を持つ人間は、それを脅かす人間を排除しようとする。

それは死活問題に直結するからだ。

時には迫害にもつながる。

人類の歴史は、人権の保護と言う方向に変化しながらも、時々差別や虐殺を繰り返している。

ましてや、動物に対してはもっと殺伐としている。

一羽のカワウを見ながら、僕らはいったい何をしているのか、と考えさせられた。

人間は、とても残酷な生物であることを実感する。

救いはないのだろうか。

だから時々、神は怒りの刃を人間に向けるのかもしれない。

1月8日(水)のつぶやき

2014-01-09 07:18:34 | 物語