DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

夢(21)

2014-01-22 23:13:01 | ButsuButsu


厄介な話だが、私たちは何かを忘れているような気がする。

それは、アメリカが抱えている宗教というドグマだ。

靖国参拝は、この軸からも注視する必要がある。

単に靖国が軍国主義の象徴だということではなく、神道という異種の宗教がキリスト教文化とは根本的に合わないことだ。

ジェノサイドの中で高野和明はこう記している。

***

自他ともに認める敬虔なキリスト教徒。

天上からの光を浴びた彼の足元には、不寛容という名の暗い影が横たわっている。

しかしそれは、バーンズ(ここではブッシュ大統領のこと)がとりたてて異常だからというわけではない。

全知全能の存在を夢想し、異教徒を敵だと見做すのは、ホモ・サピエンスに広く見られる習性だ。

肌の色や言語の違いだけでなく、どんな神を信じるかも敵味方を識別するための装置として機能する。

その上、神は、悔い改めたと言いさえすれば、大量殺戮の罪悪すらも消し去ってくれる便利な存在なのだ。

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日中韓とアメリカ、それぞれの国民が異なった宗教的観を持っていることにも注意する必要がある。

それは決して同じにはなりえないのだから。

夢(20)

2014-01-22 15:09:55 | ButsuButsu


論理学者クルト・ゲーデルが言うように、アメリカ憲法では独裁者を容認できる構造であるとするのならば、日本憲法ではどうだろうか。

そこのところに、為政者が憲法を変えたがっている本質がある気がする。

以下、ウィキペディアより。

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1948年、ゲーデルはアメリカ市民権を取得する。

このときの保証人になった一人がアインシュタインである。

当時、アメリカ市民権の取得には米国憲法に関する面接試験が課せられていたが、ゲーデルはこの面接試験に臨むため、合衆国憲法を一から勉強しはじめた。

面接当日、ゲーデルは「合衆国憲法が独裁国家に合法的に移行する可能性を秘めていることを発見した」とアインシュタインたちに語り、彼らを当惑させた。

移民審査をする判事から「あなたは独裁国家(ナチス・ドイツに併合されたオーストリア)から来られたのですね。

我がアメリカ合衆国ではそのようなことは起きませんから安心してください」と言われたゲーデルは、即座に「それどころか私は、いかにしてそのようなことが起こりうるのかを証明できるのです」と答えたので、付き添いのアインシュタインたちが慌てて場をつくろう一幕があった。

***

On December 5, 1947, Einstein and Morgenstern accompanied Gödel to his U.S. citizenship exam, where they acted as witnesses.

Gödel had confided in them that he had discovered an inconsistency in the U.S. Constitution, one that would allow the U.S. to become a dictatorship.

Einstein and Morgenstern were concerned that their friend's unpredictable behavior might jeopardize his chances.

Fortunately, the judge turned out to be Phillip Forman.

Forman knew Einstein and had administered the oath at Einstein's own citizenship hearing.

Everything went smoothly until Forman happened to ask Gödel if he thought a dictatorship like the Nazi regime could happen in the U.S.

Gödel then started to explain his discovery to Forman.

Forman understood what was going on, cut Gödel off, and moved the hearing on to other questions and a routine conclusion.

***

両者の年代がずれているのはご愛嬌か?

1月21日(火)のつぶやき

2014-01-22 06:57:23 | 物語