DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

松任さんの質問に答えて

2013-06-04 17:56:31 | ButsuButsu


「琵琶湖の相対的な沈降より、日々の水位変動のほうが大きいのではないか」

というのが松任さんの質問だった。

確かに、日々の水位変動は大きい。

一方、琵琶湖の沈降は10年でたかだか4cm程度だ。

しかし、琵琶湖の水位は、一年たつとほぼ元に戻るように洗堰で調節されている。

ちょうど正弦曲線のようなものだ。

それに一定のトレンドを加えてみよう。



仮に、振幅1をこのシステムの第一の閾値としよう。

つまりストレスが発生する値だ。

単純な振動では、閾値を超えない。

ところがトレンドがあると、閾値を超え始める。

より大きな負荷がかかり、それが次第に増大するということを示している。

浜欠けにかかるストレスは、こんな形なのではないだろうか。

次に、振幅そのものも増幅されると考える。

すると振動は次のようになる。



この場合には、どこかでシステムの破壊が起こる可能性がある。

第二の閾値だ。

現在の温暖化はこれにあたる。

レジームシフトと呼んでいる。

もちろん、ずっとこの調子ではないだろう。

自然には、大きな振動を緩和させる働きもある。

しかし、トレンドがある限りは、どこかで破壊が起こる。

厄介な問題だ。

息抜き

2013-06-04 16:04:48 | ButsuButsu


ローチ・デミアン(写真○枠)は、ワイエスアイ・ナノテック株式会社の代表取締役だ。

YSI社製の自律型水中ロボットのデモンストレーションに、琵琶湖へやってきた。

寡黙だけれども、私の前では饒舌に語ってくれた。

「あなたは、確か昨年ASLOの国際会議を主催した人ではないか」

「そうだ」

「あの会議はよかった」

「ありがとう。そう言ってもらえてうれしい」

「私の友人で、北欧から来た人が言っていた。あれは今まで彼が出席したASLOの会議の中で、一番良かった。と」

「それは、光栄の至りです」

「うん、よかった。実によかった。。。。。」

何ということもない会話だったけれども、なんだか嬉しかった。

時代は遠ざかるかもしれないが、参加した人の心の中に息づいていればそれでいい。

きっと彼の息子とか孫とかが、琵琶湖に来て語るのだろう。

「2012年に、ここで大きな会議があったんだって」

6月3日(月)のつぶやき

2013-06-04 05:02:48 | 物語