DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(20)

2013-06-30 10:59:02 | ButsuButsu


数年前から学生湖沼会議を行っている。

国際湖沼環境委員会(ILEC)の佐藤氏(当時)が発案し、世界水と気候ネットワーク(WWCN)が協力して始まった。

日本(2007年)・中国(2009年)で実施した後、WWCNが引き継いでアメリカ(2011年)・日本(2012年)で行った。

世界各地から10名の学生(院生を含む)を選別し、約1週間合宿形式で水環境に関わる討議を行う。

学生による口頭発表もある。

選考委員会が全く公平な選別を行うので、必ずしも日本の学生が選ばれることはないが、今のところ毎回1名は選ばれている。

日本の若者も、捨てたものではない。

今は予算がないので休憩中だが、できれば来年は開催したいと思っている。

学生たちには好評で、次回も参加したいという人が多い。

また、会議が終了した後でも、お互いに連絡を取り合っているそうだ、

WWCNは、2012年に世界水と気候基金(WWCF)に名称変更した。

数名の研究者がボランティアで実施しているので贅沢は出来ないが、こうした思惑を絡めない国際的取り組みが大切だと思っている。

世界のリーダーを育てるこの会議は、私が始めてウッズホール海洋研究所を訪問したときにヒントを得た。

この地では、毎年、アメリカ大陸の学生を集めてサマーセミナーが開かれる。

単位の相互認定もしていた。

講師となるのは、MITなどのノーベル賞受賞級の研究者だった。

自分たちが出来る範囲で、学生会議をやりたいと、長年思っていた。

次はいつやるのだと問い合わせが、海外から多くある。

なかなかゆっくりさせてもらえないが、やりがいがあると思っている。

6月29日(土)のつぶやき

2013-06-30 04:55:01 | 物語