ベルリン・フリー旅行 その2 シャルロッテンブルグ宮殿+α
2015-5-25
さて、一日目(2015-5-7)はベルリンの街を観光します。出だしはベルリン北西部のシャルロッテンブルグ宮殿。
<プロイセン王・フリードリヒ1世が1699年に妃ゾフィー・シャルロッテのために建設。最初は「リーツェンブルク宮殿」(Schloss Lietzenburg)および「夏の館」と呼ばれていたが、ゾフィー・シャルロッテの死後に彼女を偲んで改名された。 1943年に空襲で大被害を受けたが、現在は復元されている。世界遺産に登録されている。>
この復元への執念がすごい。これは見習うべきですよ。
Sony alpha7S + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM
宮殿前の広場では開城まえを狙って、なにやらレトロな衣装でのコマーシャル撮影が行われていました。
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
こういうヨーロッパ宮殿や寺院の内部撮影にはいささか飽食ぎみですが、3ユーロの撮影許可料を払っているので、一生懸命撮ります。みな同じようで、新たなインスピレーションを生まないのです。
一つだけ、ドイツの観光地で、お金を払って撮影許可を得るというシステムは、日本でも真似すべきと思います。日本はやたら<禁止>を連発する、おもてなしの日本が一変して<禁止>に変貌する。この理解しがたい変貌は日本人の多様性に対する無理解から来ていると思うのです。メジャーなAという考えがあると、それ以外が存在することすら頭の中にない。(といって、当方がなにか薄っぺらな革新主義の人間と思われるのはいやだから、言っておきます。たとえば当方は生物の原則に反するマイノリティーは認めません。<同性婚を認めないのは古い>などという考えはバカです。人間は特別な生物とは思いません、単なる生物です。揺らぎの一部として同性婚を否定しませんが、あえて肯定するのはバカです(病気の場合は別ですが)。マイノリティーには悪いけれど、生物として暗黙の抑制は必要なのです。また脱線しました。)
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
街にはベルリンの春週間のディスプレイが溢れています。
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
これが藤色の起源のライラックでしょう。我々はベルリン・ドイツ・オペラに向かっています。家内の音楽の旅の一環と今晩の切符を買うためです。ベルリン・ドイツ・オペラは元々あったオペラ・ハウスが東ドイツに隔離されてしまったので、急きょ造った建築で、とってもシンプルな佇まいです。しかし、来日するオペラはこのベルリンオペラがはしりであり、日本ともっとも近しい関係にあります。
家内の人生でオペラの占める位置は大きく、オペラのなかでもワーグナーの占める位置は大きく、さらにワーグナー・オペラの中でもそのテノールである、ルネ・コロの占める位置がとても大きいのです。ミュンヘンの旅はワーグナー巡礼の旅でしたし、ベルリンの旅のメインはルネ・コロの本拠地、ベルリン・ドイツ・オペラを訪ねることなのです。そういえば、ベルリンへの飛行機の中で、家内の隣に座ったベルリンのオバサンはルネ・コロを知っていました。若き頃はポピュラー・シンガーで、その後ワーグナー歌手となり、幅広い活動で、国民的タレントです。日本でルネ・コロに匹敵する人は誰かというと、まったく思い浮かばないのです。 現在、ルネ・コロは77才で、ドイツはもうほとんど引退状態ですが、日本ではルネ・コロのコンサートがつい最近まで実現しています。このオバサンはルネ・コロの日本コンサートを羨ましがっていました。
当方に例えてみると、当方の心の師匠の一人、日本画家、田中一村を訪ねて、奄美大島へ行くようなものです(この比喩は、もし家内が田中一村を知っていたら、おおいに反対でしょう。人生の後半は世捨て人のごとく、奄美大島に渡り、ほっ立て小屋で絵を描いていたのですから)。
<ルネ・コロに匹敵する日本人は誰か>と<西洋クラシック音楽に匹敵する日本古来の音楽はあるのか無いのか>という議論を家内と2日にわたって論争しましたが、意見は分かれたままで、疲れ果てて結論無しで打ち切りとなりました。
ベルリンオペラ駅からポツダム広場駅へ向かいます。家内の音楽の旅第二弾はベルリンフィルの本拠地、フィルハーモニーです。この奇妙な建物はワーグナーとバイロイト・オペラハウスの関係を模したような、カラヤンの強大な影響下で作られたコンサートホールです。
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Canon IXY
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm ソニービル
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm ソニービル
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
フィルハーモニーの近傍にはソニービルがあり、それを囲んだドームがあります。つぶれそうなソニーですが、海外ではかろうじてまだソニー・ブランドは存続しています。当方の持って行ったSony alpha 7Rおよびalpha7S も飾られていました。ベルリン周辺観光地ではまだ一眼レフがメジャーで、Sony alpha 7のようなミラーレスはほとんど見なかったように思います。ベルリン観光客は意外にカメラが目立つことがありませんでした。当方だけが2台もって目立っていたのかもしれません。一台はリュックにしまって、目立たないように気をつかっているのですが、さかんに日本の話をしかけるいかがわしい人もいて、怖い顔でうるさいとあからさまな不快顔をすることにしています。
そうそう、今回の装備はSony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm とSony alph7S + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VMです。途中で組み合わせを交換しています。それ以外にcoBORG(330mm/APS-C)を持っていきましたが、使ったのはわずかです。今回は大枚はたいて買った新品Sony/Zeiss 16-35mmが大半を受け持って、とってもシンプルな装備です。この装備の評価は一番最後に書きます。
Canon IXY
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
ここで、ドイツビール(カールスバーグのお店)とフィッシュ&チップスで昼食。いつも食事一品とケーキ一品で2人分ということが多かった。 今回の旅は食べ物には最初から期待無しで、ドイツビールもほとんど頓着無しという具合に、なぜかそんな結果となりました。
また明日。
2015-5-25
さて、一日目(2015-5-7)はベルリンの街を観光します。出だしはベルリン北西部のシャルロッテンブルグ宮殿。
<プロイセン王・フリードリヒ1世が1699年に妃ゾフィー・シャルロッテのために建設。最初は「リーツェンブルク宮殿」(Schloss Lietzenburg)および「夏の館」と呼ばれていたが、ゾフィー・シャルロッテの死後に彼女を偲んで改名された。 1943年に空襲で大被害を受けたが、現在は復元されている。世界遺産に登録されている。>
この復元への執念がすごい。これは見習うべきですよ。
Sony alpha7S + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM
宮殿前の広場では開城まえを狙って、なにやらレトロな衣装でのコマーシャル撮影が行われていました。
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
こういうヨーロッパ宮殿や寺院の内部撮影にはいささか飽食ぎみですが、3ユーロの撮影許可料を払っているので、一生懸命撮ります。みな同じようで、新たなインスピレーションを生まないのです。
一つだけ、ドイツの観光地で、お金を払って撮影許可を得るというシステムは、日本でも真似すべきと思います。日本はやたら<禁止>を連発する、おもてなしの日本が一変して<禁止>に変貌する。この理解しがたい変貌は日本人の多様性に対する無理解から来ていると思うのです。メジャーなAという考えがあると、それ以外が存在することすら頭の中にない。(といって、当方がなにか薄っぺらな革新主義の人間と思われるのはいやだから、言っておきます。たとえば当方は生物の原則に反するマイノリティーは認めません。<同性婚を認めないのは古い>などという考えはバカです。人間は特別な生物とは思いません、単なる生物です。揺らぎの一部として同性婚を否定しませんが、あえて肯定するのはバカです(病気の場合は別ですが)。マイノリティーには悪いけれど、生物として暗黙の抑制は必要なのです。また脱線しました。)
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
街にはベルリンの春週間のディスプレイが溢れています。
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
これが藤色の起源のライラックでしょう。我々はベルリン・ドイツ・オペラに向かっています。家内の音楽の旅の一環と今晩の切符を買うためです。ベルリン・ドイツ・オペラは元々あったオペラ・ハウスが東ドイツに隔離されてしまったので、急きょ造った建築で、とってもシンプルな佇まいです。しかし、来日するオペラはこのベルリンオペラがはしりであり、日本ともっとも近しい関係にあります。
家内の人生でオペラの占める位置は大きく、オペラのなかでもワーグナーの占める位置は大きく、さらにワーグナー・オペラの中でもそのテノールである、ルネ・コロの占める位置がとても大きいのです。ミュンヘンの旅はワーグナー巡礼の旅でしたし、ベルリンの旅のメインはルネ・コロの本拠地、ベルリン・ドイツ・オペラを訪ねることなのです。そういえば、ベルリンへの飛行機の中で、家内の隣に座ったベルリンのオバサンはルネ・コロを知っていました。若き頃はポピュラー・シンガーで、その後ワーグナー歌手となり、幅広い活動で、国民的タレントです。日本でルネ・コロに匹敵する人は誰かというと、まったく思い浮かばないのです。 現在、ルネ・コロは77才で、ドイツはもうほとんど引退状態ですが、日本ではルネ・コロのコンサートがつい最近まで実現しています。このオバサンはルネ・コロの日本コンサートを羨ましがっていました。
当方に例えてみると、当方の心の師匠の一人、日本画家、田中一村を訪ねて、奄美大島へ行くようなものです(この比喩は、もし家内が田中一村を知っていたら、おおいに反対でしょう。人生の後半は世捨て人のごとく、奄美大島に渡り、ほっ立て小屋で絵を描いていたのですから)。
<ルネ・コロに匹敵する日本人は誰か>と<西洋クラシック音楽に匹敵する日本古来の音楽はあるのか無いのか>という議論を家内と2日にわたって論争しましたが、意見は分かれたままで、疲れ果てて結論無しで打ち切りとなりました。
ベルリンオペラ駅からポツダム広場駅へ向かいます。家内の音楽の旅第二弾はベルリンフィルの本拠地、フィルハーモニーです。この奇妙な建物はワーグナーとバイロイト・オペラハウスの関係を模したような、カラヤンの強大な影響下で作られたコンサートホールです。
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Canon IXY
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm ソニービル
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm ソニービル
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
フィルハーモニーの近傍にはソニービルがあり、それを囲んだドームがあります。つぶれそうなソニーですが、海外ではかろうじてまだソニー・ブランドは存続しています。当方の持って行ったSony alpha 7Rおよびalpha7S も飾られていました。ベルリン周辺観光地ではまだ一眼レフがメジャーで、Sony alpha 7のようなミラーレスはほとんど見なかったように思います。ベルリン観光客は意外にカメラが目立つことがありませんでした。当方だけが2台もって目立っていたのかもしれません。一台はリュックにしまって、目立たないように気をつかっているのですが、さかんに日本の話をしかけるいかがわしい人もいて、怖い顔でうるさいとあからさまな不快顔をすることにしています。
そうそう、今回の装備はSony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm とSony alph7S + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VMです。途中で組み合わせを交換しています。それ以外にcoBORG(330mm/APS-C)を持っていきましたが、使ったのはわずかです。今回は大枚はたいて買った新品Sony/Zeiss 16-35mmが大半を受け持って、とってもシンプルな装備です。この装備の評価は一番最後に書きます。
Canon IXY
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm
ここで、ドイツビール(カールスバーグのお店)とフィッシュ&チップスで昼食。いつも食事一品とケーキ一品で2人分ということが多かった。 今回の旅は食べ物には最初から期待無しで、ドイツビールもほとんど頓着無しという具合に、なぜかそんな結果となりました。
また明日。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます