小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

風景写真へのミラーレスでの挑戦 その1

2012-12-28 21:44:25 | 日記
風景写真へのミラーレスでの挑戦 その1

美しい風景写真100人展をミッドタウンの富士フィルム展示場に見に行きました。とても役に立つ展示会でした。臭い写真(受け狙い、トリッキー等)が無くて、本当に自然の好きな方の写真ということで、久しぶりに好感のもてる写真を見ました。100ということで、解析しやすい数です。どんな写真が選ばれたか解析して見ましょう。この写真展は厳正な審査を経て100点選ばれています。プロも20人含まれるそうです。



驚いたことに、5割がペンタックス645です。 ほとんどがフィルム。やっぱりずっと風景写真を撮り続けていた方が選ばれているようです。 あのキャノンがわずか5例。これ即ちデジタルの全て。



撮影地域は全国にバラケていますが、栃木、長野、福島、埼玉で23例と首都圏に近い山系が1/4を占めます。 東北や中国地方など意外な所が0です。



主題はなんと雪がダントツ。花が続きます。桜や紅葉が特に好まれます。 海は難しいのでしょう山系に対して圧倒的に少ない。

一つの写真に対して、主題、組み合わせ、色付けと3つのキーワードを付けてみると、



もっとも重要なのは光です。雪、花と続くのは当然として、一本の木が重要な役割をしている写真が多い。霧は活躍しています。林/森、草原、山は当然でしょう。



組み合わせで特徴的なのは雪と一本の木、海と岩、山は雲が必要です。池と木、花と草原、紅葉と川は順当な線でしょう。

雪が絵になりやすい。一本の木が意外にポイント、海系は難しい、純粋な海はわずか2例。

皆さんに好まれるであろうとおもう風景は、<花と山と霧>の組み合わせ、これは条件がそろうのが難しいから、いいのが撮れれば希少価値。当方が好みと思うのは草原と光、池と木の組み合わせ。これは無限に組み合わせがありそうだ。桜、紅葉、山は皆が撮るから競争が激しいし、その分、何でもやられてしまっているから斬新なことが難しい。とにかく純粋な海がいかに難しいか。

というわけで、昨日、海を撮りに行きました。外房の太東周辺の海です。海とハマキクの写真がネットに出ていたのがきっかけです。でも12月末までいくらハマキクといえども咲いているわけはないですよね。なんとか色が残っているハマキクがありましたが、写真にはなりませんでした。一日で28000歩、歩いたのですが、あまり収穫はありませんでした。3時から4時の間最後のトライで、雀岩という所に行って、ただ波と砂浜を撮り続けたことが一番の思い出です。
ニコンの望遠ズーム70-200mmをリコーGXR+マウントA12、ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmを富士フィルムX-E1に付けて、2台ミラーレス体制で行きました。 ツアイスの100mm macroと18mm ディスタゴンを予備に入れました。予備と言っても重たいこと。結果は、予備のツアイス・単焦点の圧勝です。この程度のズームはとうてい及びません。 ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmと富士フィルムX-E1はまた破綻して、せっかく一昨日、使えるといったのに、風景では絶望的です。富士フィルムX-E1の色の凸凹とツアイス・バリオゾナー16-80mmの弱点が相乗的に破綻を招くことは確実です。ニコンはオールドズームですから、まあ何とかという範疇を出ません。富士フィルムX-E1は草食系男女を対象とした部分があるようで、以前から指摘していたポヨポヨ感が時々イライラっとします。逆にリコーGXR+マウントA12はハードボイルドタッチの訳わからないストイックな絵をたたき出して、嫌いではないのですが、偏屈なカメラという印象がいよいよ強くなってきました。ミラーレスはデジイチと比べるとよく言えば個性的、悪く言えば許容範囲が狭いという印象です。ミラーレスを使いこなすのはなかなか難しい。 しかし、軽量三脚(velbon ultrek45L)にミラーレスを付けると、片手でスイスイ持ち運べる、自由感は素晴らしい。


リコーGXR+マウントA12+ニコン AF70-200mm


リコーGXR+マウントA12+ニコン AF70-200mm


リコーGXR+マウントA12+ニコン AF70-200mm


リコーGXR+マウントA12+ニコン AF70-200mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mm


富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mm


富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mm


富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mm


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm

ブログ画面では解らないとおもいますが、ツアイス単焦点のずしっと腰のすわった絵柄は逃れられなく魅力的です。

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