小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その49 ~コンタックス/Zeiss Planar T*85mm F1.4 MM試写~

2015-11-04 15:40:35 | 日記
自然教育園日記 その49 ~コンタックス/Zeiss Planar T*85mm F1.4 MM試写~

どうやって、ボケ写真をとるか?
マイクロフォーサーズのフォクトレンダーNokton 25mm F0.95でボケボケ写真の魅力に気が付いたのですが、このボケボケフィーリングをフルサイズに移行するのはそう簡単ではないことが分かりました。

なぜかというと、フルサイズのボケボケ写真を作るレンズ(仮に標準レンズF1.2以上、中望遠レンズF1.4以上とすると)はとびきり価格が高いのです。

ライカ NOCTILUX-M 50 mm f/0.95 ASPH 新品最安値 ¥1,382,400
キャノン EF50mm F1.2L USM 中古/新品 ¥126,800/¥143,300
キャノン FD55mm F1.2  中古¥64,800
ニコン  Ai-S Nikkor 58mm F1.2 Noct 中古¥378,000~¥438,000
コンタックス/Zeiss Planar T*85mm F1.4 MM 中古¥44,800~¥59,800
ソニー/Zeiss Planar T*85mm F1.4 新品最安値\133,800 中古\99,900~\112,000
コシナ/Zeiss Planar T*85mm F1.4  新品最安値¥99,422
コンタックス/Zeiss Planar T*85mm F1.2 AE (50th) 中古¥398,500~¥421,600
フォクトレンダーNOKTON 50mm F1.1 (VM) 新品最安値\94,800中古¥77,700~¥82,800
中一光学(中国) Speedmaster 50mm F0.95 新品 ¥108,000
木下光学研究所 KISTAR 55mm F1.2 新品 ¥134,100

まだまだあるかもしれませんが、ボケボケレンズの領域はライカNOCTILUX-Mのように抜きん出て高額なレンズが存在します。ということは、ポートレートに使うのでしょうか、特別なボケボケ調の画像を渇望するユーザーが少なからず存在すると言うことらしい。中国ではボケボケ調写真が大人気で、ライカNOCTILUX-Mに対抗して中一光学(中国) Speedmaster 50mm F0.95を売り出しています。値段は1/10でも10万円。当方はフォクトレンダー NOKTON 50mm F1.1 (VM)を狙っていましたが、マップカメラで値下げしたコンタックス Planar T*85mm F1.4 MM ¥44,800が出たので、これを購入してしまいました。望遠の方が、ボケる、しかし、近づけない。しかし、望遠で引き寄せるから、標準レンズと同じことではないかと思ったのです。上記のなかで、一番安くて、ボケそうなコンタックス Planar T*85mm F1.4 MMを選択したわけです。マイクロフォーサーズ、フォクトレンダーNokton 25mm F0.95の雰囲気をフルサイズに移行するには、中一光学(中国) Speedmaster 50mm F0.95 新品 ¥108,000が一番適当でしょうが、中国製に10万円払うのを躊躇したと言うことです。
Zeiss Planar T*85mm F1.4 はコンタックス(ヤシカ)、Sony、コシナと3種もあって、値段も皆違います。性能も少しずつ違うようです。同じ、コンタックスZeiss Planar T*85mmでもF1.4とF1.2では値段が10倍ちがいます。当方は単純に安い物を買ったということです。

さて、コンタックス Planar T*85mm F1.4 MMの試写です。Sony α7RIIに付けて、大部分をF1.4で撮影。どうしても露出オーバーの時は1段から2段しぼる。

色と形のサンプリングとか言って、一見、面白くもない対象を撮り続けていますが、実は現在、自然教育園は撮るべき対象が全く無い時期なのです。もう少しで、紅葉の季節になるのですが、それまでは撮るものがありません。
モミジの葉っぱはまだ青ですが、どうやって紅葉を撮るか、青モミジを相手にイメージ・シミュレーションを行っています。今の所、いい考えは浮かんでいません。自然教育園の縛りの中で、紅葉をどう撮るか?? 難問です。檜原湖でもいい紅葉が撮れなかったのですから、自然教育園でどう撮るかは,ほんと困っています。




チャの花





オールドレンズはどれもパープルフリンジが大なり小なり出ると考えた方がいいようです。コンタックス Planar T*85mm F1.4 MM、開放では随所でパープルフリンジ・オンパレード状態。パープルフリンジを避けた撮影をするか、パープルフリンジを逆手にとって、これを利用した絵を作るかでしょう。ソフトでパープルフリンジを修正できるようなので、後でやってみましょう。   コンタックス Planar T*85mm F1.4 MMは綺麗な丸ボケを作りますね。











コンタックス Planar T*85mm F1.4 MMはいかがでしょうか?

ここからは中国製接写リング、VIRTROX DG-NEX Extension tube 16mm+10mmを使います。コンタックス Planar T*85mm F1.4 MMの最接近距離1mが40cm程度に接近できます。接写リングが丁度良くマッチングして、マクロレンズのように使えます。Zeiss Planar T*100mm Macro F2とどう違うのか? マイルドなボケが生まれるかもしれません。






サザンカ

コンタックス Planar T*85mm F1.4 MMは状況によってはパープルフリンジがもろに出ます。パープルフリンジが出る対象は撮らないということにすれば、きれいなボケをつくり、コンタックス Planar T*85mm F1.4 MMは楽しく使える気がします。フォクトレンダーNokton 25mm F0.95の個性をフルサイズに移行するという目的からいうと、コンタックス Planar T*85mm F1.4 MMは、超ボケボケにはならないようです。しかし、違う視点を提供してくれると思います。感じとして、マクロレンズまで接近拡大せずに、周囲の情報を残しながら、対象を浮き出してゆく撮り方が向いているように思います。
コンタックスはヤシカ・カメラがZeissと提携してコンタックスという名前でレンズ&カメラを売っていたのですが、かなり以前に終売となりました。 中古のコンタックスは安くZeissレンズを手に入れる一つの手段でした。今回初めてコンタックスの世界に足を踏み込んでみました。現在、コンタックスは物によっては、変に値段がつり上っていて、ライカ中古レンズのように極端な凸凹価格になってしまいました。コンタックスの世界もなかなか難しい感じです。ボケボケ用レンズは今風ズームではなかなか対応できないので、オールドレンズに注目が集まるわけで、その分オールドレンズが異常に高値になるのでしょう。 Sony α7のようなミラーレスがオールドレンズ/オールドスタイルレンズ市場をかき回しているようです。
さて、ボケボケレンズは、またまたマニアックなレンズ沼の入口です。まだまだ、ボケボケレンズの探求は終わりそうにありません。

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