自然教育園日記 その208 実験2 フォクトレンダー10mm の力
2021-10-29
今日はFujifilm GFX50R + フォクトレンダー HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical VM
マウントアダプターはShoten L-M - F-G
重量 775g+150g+115g+312g=1.35kg

オールドレンズはFujifilm GFX50Rに付けて問題ないかチェックして、なければFujifilm GFX100Sに付けるという流れにしています。
フォクトレンダー10mmはライカMマウントで10mmという超広角、312gという軽さ。
フルサイズ対応レンズとして130°写角、世界最広角ということになっている、10mmを中判カメラに付けると実質7mm程度になります。 今回は35mmクロップしていません、そのままの写角です。しかし、ここまで広角になるとこのレンズに固定でついているレンズフードが写り込んでしまいます。周辺減光もあるので、周囲を1~2割Cutしています。結局、実質10mmでしょう。
レンジファインダーレンズをレンジファインダータイプのFujifilm GFX50Rに付けるとなにかシックリなじみます。
これだけ超広角になると、情報伝達が目的でなく、全く非現実的な、新しい世界を生み出して見せることが目的になります。
最初、面白い面白いといっているうちはいいのですが、そのうち撮り手も見手も飽きてきます。見手に受け入れられる納得の斬新な絵をつくるのはそう簡単ではありません。
フォクトレンダーの超広角は10mm, 12mm, 15mmと使ってきました。どうせ新しい世界を生み出そうとするなら10mmが一番。312gと軽いから、どんどん実験したらいいと思います。この10mmは、12mmがII型からIII型にバージョンアップした時と同じ時期、5年前に発売され、デジタルカメラ向けに明らかに改善されています。色調はハードボイルドタッチ。細かいニュアンスなぞぶっ飛んでしまいます。もっと明るいタッチにしてもいいのですが、どうも色が美しくなりません。あくまでフォルムで攻めることになります。








この辺は、周囲の不要な部分を大きくカットしています。パースペクティブ効果は減少しますが、周囲の傾きが超広角らしい雰囲気を出しています。

これも上の絵と同じ方向。

近景にピントを合わせても殆ど全体にピントが合ってしまうパンホーカス状態。

こういうフォルムで攻めるのがこのレンズでしょう。


星形太陽はお手の物。

周囲を全部入れるとそうとう傾きます。



自然教育園の見手に理解してもらうには到底無理なレンズですね。花や鳥や虫が歪んだら本物と違うと言って怒りますからね、彼らは。ほんとやりにくいよ。
次回はFujifilm GFX100S + Zeiss/sony 24mm Aマウント(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
広角レンズにフォーカスして、比較します。
2021-10-29
今日はFujifilm GFX50R + フォクトレンダー HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical VM
マウントアダプターはShoten L-M - F-G
重量 775g+150g+115g+312g=1.35kg

オールドレンズはFujifilm GFX50Rに付けて問題ないかチェックして、なければFujifilm GFX100Sに付けるという流れにしています。
フォクトレンダー10mmはライカMマウントで10mmという超広角、312gという軽さ。
フルサイズ対応レンズとして130°写角、世界最広角ということになっている、10mmを中判カメラに付けると実質7mm程度になります。 今回は35mmクロップしていません、そのままの写角です。しかし、ここまで広角になるとこのレンズに固定でついているレンズフードが写り込んでしまいます。周辺減光もあるので、周囲を1~2割Cutしています。結局、実質10mmでしょう。
レンジファインダーレンズをレンジファインダータイプのFujifilm GFX50Rに付けるとなにかシックリなじみます。
これだけ超広角になると、情報伝達が目的でなく、全く非現実的な、新しい世界を生み出して見せることが目的になります。
最初、面白い面白いといっているうちはいいのですが、そのうち撮り手も見手も飽きてきます。見手に受け入れられる納得の斬新な絵をつくるのはそう簡単ではありません。
フォクトレンダーの超広角は10mm, 12mm, 15mmと使ってきました。どうせ新しい世界を生み出そうとするなら10mmが一番。312gと軽いから、どんどん実験したらいいと思います。この10mmは、12mmがII型からIII型にバージョンアップした時と同じ時期、5年前に発売され、デジタルカメラ向けに明らかに改善されています。色調はハードボイルドタッチ。細かいニュアンスなぞぶっ飛んでしまいます。もっと明るいタッチにしてもいいのですが、どうも色が美しくなりません。あくまでフォルムで攻めることになります。








この辺は、周囲の不要な部分を大きくカットしています。パースペクティブ効果は減少しますが、周囲の傾きが超広角らしい雰囲気を出しています。

これも上の絵と同じ方向。

近景にピントを合わせても殆ど全体にピントが合ってしまうパンホーカス状態。

こういうフォルムで攻めるのがこのレンズでしょう。


星形太陽はお手の物。

周囲を全部入れるとそうとう傾きます。



自然教育園の見手に理解してもらうには到底無理なレンズですね。花や鳥や虫が歪んだら本物と違うと言って怒りますからね、彼らは。ほんとやりにくいよ。
次回はFujifilm GFX100S + Zeiss/sony 24mm Aマウント(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
広角レンズにフォーカスして、比較します。