菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

赤麦の刈り取り終了

2011年07月26日 | Weblog
 
7月24日、赤麦の刈り取りが無事終了致しました。
今年は長雨や更に集中豪雨に見舞われて惨憺たる結果に終わってしまいましたが、皮肉なもので刈り取りの時は何年かぶりに好天に恵まれました。
倒れても晴天が続くと茎の色などが黄色みを帯びて、なかなか綺麗なものです。
色づく頃に是非こんな条件になってもらいたいと願うばかり。
また来年に持ち越しです。

尚、遅れております赤麦一坪会員募集のご案内ですが、現在準備作業中です。
今しばらくお待ちいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

ラベンダー満開

2011年07月25日 | Weblog
 
前線が停滞して、今年は北海道には夏は来ないのではとも思われたのですが、台風が本州に接近するにつれて前線が消え去ってしまいました。
それ以降好天続きで、寒波も入り込んだこともあり、朝晩涼しく昼暑いという北海道らしい夏の天気が続いています。
それにつられるかのように、ラベンダーが今満開です。
ラベンダーにはこの乾いた空気がよく似合う。

この写真はミスター北海道、ファーム富田。
昨日は朝からヌケの良い青空だったので、満を持して出掛けてみました。
遅れていた他の花々もちょうど咲き始め、文字通り虹色の大地です。
いつもは中央付近に深紅のポピーが入るのですが、今年はピンク色をしたカリフォルニアポピー。
優しい色なので少しインパクトにかけますが、何年かぶりに咲きそろったカットを撮ることができました。
遅ればせながら、北海道の夏本番です。

Canon EOS5D MarkII EF24-105mm F16 AE

ヤマバト

2011年07月22日 | Weblog
 
皮肉なもので、あの台風が接近以来、北海道にかかっていた前線が何処かにいってしまいました。
結果、今度は一転晴れマークがずらり。
空気も乾燥しておりちょっとヒンヤリ、まさしく北海道の夏到来です。

話変わって、
今年は調子に乗って巣箱を5個も取り付けたのですが、いっこうに小鳥が寄りつきません。
巣箱には入るのですが、昨年のように巣作りも無く、もう子育ての時期は過ぎようとしています。
どうしたんだろうと、ちょっと残念に思っていたのですが、最近、玄関前の白樺の木の上がちょっと騒々しい。
鳥の羽ばたく音が絶え間なく聞こえてくるので、もしや鳥の巣があるのではと見上げてみるとヤマバトでした。
ちょうど建築中なのか、小枝をくわえては戻って巣作りをしているようです。
何もこんな所に造らなくても。
でも、人間が近くにいる方が、むしろ安全なのかも知れません。

ヤマバトはいつもつがいで行動しています。
まだタマゴは産んでいなさそうで、餌探しはいつも二羽で出掛けます。
これから子育てが始まるのか、シジュウカラに変わって今年はヤマバト観察になりそうです。

赤麦の刈り取り

2011年07月21日 | Weblog
 
今年の赤麦はお世辞にも綺麗だったとは言えない状態でした。
長雨によりほとんどの赤麦が倒れてしまい、収穫も危ぶまれています。
救われるのは最近になってようやく天気が回復し、倒れた麦もだいぶ乾燥し始めています。
天気予報では雨マークは今のところ無いので、刈り取りは23日もしくは24日を予定しているということです。

赤麦一坪会員募集のご案内は、HP、または郵送によるダイレクトメールでご案内させていただきます。
今年度も皆様のご協力を、よろしくお願い申し上げます。

Canon EOS5D MarkII EF17-40mm F11 AE

賑わう四季彩の丘

2011年07月21日 | Weblog
 
震災の影響を受けて閑散としていた観光ポイントですが、ようやくその賑わいが戻りつつあります。
といってもまだ例年の6~7割程度。

少しゆったりした北海道に出掛けて見ませんか。
カラッとした夏空が出迎えてくれますよ。

Hasselblad 503C/W + PHASE ONE P21+

2011年07月20日 | Weblog
 
今回、タイミング良くフェイズワンのデジタルバックの試写ができました。
前回の写真は2点ともフェイズワン(PHASE ONE P21+)で撮影したカットです。
ネットで調べてみますとフェイズワン製のデジタルバックに対応するカメラは、ハッセルブラッド、フェーズワン645、マミヤRZ67 Pro II、マミヤ645、コンタックス645AFなどです。
フェーズワン645はマミヤ・デジタル・イメージングと共同開発したカメラで、以前開発中に関係者からその話を伺ったことがありました。
CCDセンサーはP+シリーズ(P21+、P25+、P30+、P45+)は、何れもコダック社製、P40+以降では、ダルサセミコンダクター社製を採用しているということです。
今回使用できたPHASE ONE P21+はハッセルブラッド用Vマウントで、Pシリーズでは1800万画素と一番小さい画素数のバックになります。
CCDサイズが44.2×33.1mmと5Dのフルサイズセンサーと比べてもかなり大きいですが、ハッセルのフィルムサイズから比べるとやや小型で、中判カメラのAPS版のようなイメージです。
残念なことにフォーマットはスクエア(正方形)ではなく約4:3の横長。
フォーカシングスクリーンはこのフォーマット用に別売りで用意されています。

現像ソフトはLightroom3で、オリジナルのキャプチャーワンではありません。
画質はというと、ブログではわかりませんが、圧倒されるほどの高画質で色調もナチュラル。
被写体の細かなディテールまで表現されており、それがファイルの隅々まで行き届いているといった感じです。
絞り込んで完全なパンフォーカスを築けるということもありますが、ツアイスレンズの中心部分のみを使用しているというのもあげられると思います。
現像時にレンズの色収差や歪みをデータ的に修正するなんていう、小手先のごまかし?に満足していたのは何だったんだろう。
このような製品を使ってしまうと、つくづく感じさせられてしまいます。

ただし、相変わらず使い勝手が非常に悪い。
ハッセル自体の悪さは今に始まった事では無いのですが、バックを取り付けるとそれに輪をかけてしまう。
バックとシャッターを連動させるために、シンクロコードを取り付けなければなりません。
これがレンズ交換のたびに行わなければいけないので、ややもすると忘れていたりする。
また、持ち主本人の話ではバッテリーの消耗が激しく、撮影終了と同時に本体から一々取り外すという。
それと問題なのが値段。
このP21+で実売価格約100万円弱。
う~ん、ちょっとうなってしまうしかない。

しかし、私も長年名器といわれるこのハッセルブラッドを使ってきたので、このままお払い箱にするにはあまりにもったいないと思っていました。
近い将来もっとデジタル全盛時代が来て、このような製品が安価になりあたりまえになってくるでしょう。
今は使わなくなってしまったハッセルが、再び活躍する日がくるのを今回の撮影で垣間見た感じがしました。