菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

シネマ

2008年05月17日 | Weblog
今日は「相棒」を見た。

映画館へ足を運んだのは久しぶりのこと。
上京中に見たい映画があっても、二時間は優にかかってしまうし、やはり中々時間を作るのが難しい。
よほど見たいと思うことがない限り、「ま、いいか」といった感じになってしまいます。
でも、今回は時間的にも余裕があったことと、相棒ファンとしては是非劇場版を見てみたかった。
好きな映画はどちらかというと「スカッと明快」派で、007シリーズなどは欠かさず見るその典型です。

TV版「相棒」も何度か見たことがあり、特にオペラやクラシック音楽をBGMに使うのでファンになっています。
劇場版もTVドラマ同様、頭脳明晰なスーパーマン右京刑事と突飛な亀山君が犯人をあっという間に追い詰めて「めでたしめでたし」「あ~、スカッとした」といって帰ってくるつもりでしたが、これが意外に重たい内容。
1時間番組のTVでも感じられますが、劇場版とあってさらに緻密度アップの脚本に。
もちろんノンフィクションですが、世界にはびこるテロリストや、国内で現実に起こった、また起こっている問題をテーマに取り上げて問題提起してきます。
特にTV朝日開局50周年記念作品とあって、報道のあり方というものを自問自答しているようにも感じましたし、社会のこと、政治のこと、親子のこと、等々色々感じさせられるところが盛りだくさんでした。

プロデューサー、監督、俳優、音楽、スタッフなど、当然のことながら超一流が集まると、あそこまで心を打つ作品に仕上がるのか。
ミステリーやサスペンス含みの単なる刑事ドラマといってしまえばそれまでですが、非常に充実した2時間でした。


最新の画像もっと見る