西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

アメリカ史から見た原爆投下の真実

2013-06-13 21:12:43 | 反戦・平和
今年の「ピース・ウィーク」はすごいことになりそうだ。

毎年8月、長崎の市民団体が行なう「反戦・平和」を前面に打出したピース・ウィークはとても楽しみなイベントだった。8月1日~9日まで、それぞれの市民団体が協力しながら講演会・コンサート・映画上映と連日盛り沢山の催しが行なわれていた。

しかし、昨年は縮小され2.3のイベントがあっただけだった。私は、その中でジャーナリストの上杉隆氏の講演会に参加した。いい講演会だったが、市民運動にも高齢化の波が押し寄せてきているのだと感じた会でもあった。

その「ピース・ウィーク」が、今年はアメリカの映画監督オリバー・ストーン氏を招いてシンポジウムをやるのだとのこと。オリバーストーンは自身の体験を映画化した「プラトーン」で一躍有名監督の仲間入りをした人だ。

他に「オリバーストーンが語るもう一つのアメリカ史」の脚本を監督と共作した、アメリカン大学のピーター・カズニック教授。(お二人は原水禁大会にも原水協大会にも参加されるとのこと)



それに、WAMのメーリングリストでいつも鋭く的確な意見を発信されていて、「どんな方だろう。」と尊敬の念をいだいていたカナダ在住の乗松聡子さんもお見えになるとのことで、私の胸は早くも高鳴っている。



2013年8月8日(木)18時~20時
会場 長崎県勤労福祉会館(長崎市桜町9-6 長崎市役所水道局裏)
参加費 1000円

多くの方々の参加があることを願おう。


原潜アルバカーキ

2013-06-07 19:43:36 | 反戦・平和
6月3日に一時寄港したばかりの原子力潜水艦アルバカーキが再び寄港した。



アルバカーキとは、佐世保市民なら誰もが知っている佐世保の姉妹都市で、アメリカ中央部のニューメキシコ州にある街である。

基地の一部が返還になり市民に開放されたのが佐世保公園であるが、そこに架かる橋もアルバカーキ橋と名づけられている。

佐世保と縁の深い名前だからということもないだろうが、3日後にまた寄港するとは市民を軽く見てはいないか?

在日米軍の監視を続けているリムピースによると、6月3日の寄港時には佐世保港を出港しようとした民間のフェリーと接触しそうになる場面もあったとのこと。





(リムピース写真より)

アメリカの9.11以降、米原子力艦船の入港は市民に知らされず、米艦船は好き勝手に入港を続けている。

佐世保の港もその83%はアメリカ軍への提供水域であり、自由に航行することもできないのだ。

もういい加減にして欲しい。

戦後65年を過ぎてなおこのような状態なのだ。





佐世保に住む私たちですら腹が立つのだから、沖縄のみなさんの怒り、苦しみは、いかばかりだろうと思う。


しかし、市民の多くがこの状態に疑問を抱かず、日常的なこととして見過ごしていることにも情けなさを感じてしまう。


こうばるの花

2013-06-04 22:21:19 | 石木ダム
石木ダム建設のための付け替え道路工事が始まったのが、2010年3月の終わりだった。

反対同盟のみなさんと一緒に阻止行動を行い、3ヶ月間車両の出入り口前に座り込んだ。

そのかいあって、2010年7月23日から道路工事は中断したままになっている。
最後の座り込みの日、付替え道路の予定地から持ち帰り、我が家の庭に植えなおした野の草が、今年も花を咲かせた。





年を重ねるごとに広がり、あちこちから茎が伸びている。

赤とグリーンの美しい色合いで、殺風景な我が家の庭に、突然現れた鮮やかさに思わずはっとしたりする。

日当たりが悪く狭い裏庭だが、この花でいっぱいにしたい。



何の根拠もないのだけれど、そうすることがダム建設中止に繋がっていくような気がしている。

来年はもっともっと花を咲かせて欲しい。

そして、広がった花株をこうばるの里山に植えなおしてあげたい。