西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開179日目・攻防

2017-04-27 19:15:26 | 石木ダム
午前7時30分、いつものようにダム事務所前を通過。 ん?もう職員の車が止まっている。慌てて反対側にある職員駐車場を見るともう6台の車が止まっている。 何かおかしい、そう思いながらゲート横のテントへ向かった。



ダム事務所前の支援者からもすぐに電話がきた。「次長と1名の職員と業者3人が到着。今日は動きが速いよ。現場に行くかもしれない。」

午前8時、直ぐにまた「ダム事務所の公用車3台が現場へ向かって出発した。」との電話がきた。

テントにいる人間で手分けして、地権者のみなさんに電話をかけた。

みなさん直ぐに集まって来られたが、今日は県職員も業者も、ゲートからではなくM採石場上の河川敷を通ったり川の浅瀬を渡ったりして現場へ入って行った。



しばらくゲート前で抗議の声を上げていたが、「このままここで工事が進んでいくのを見ていてもダメだ。中で抗議しよう。」と提案があり、工事があっている傍で抗議することになった。



けもの道を通り、現場まで下った。

「石木ダム建設絶対反対」の赤い幟を持って、現場の中に設置されている金網のフェンスの脇に座り込んだ。





いったい何の工事をしているのか?



よく見ると監視カメラの取り付け工事をやっている。



ゲート前に2台の監視カメラ、トラックやユンボや現場詰所がある場所に4台の監視カメラがあるのに、さらに4台もの監視カメラを設置しようとしている。



全部で10台もの監視カメラでいったい何を監視するというのだ。



反対している地権者や私たち支援者を監視するつもりなのか?


今日も県職員は私たちを3台のビデオカメラで写しまくっている。





そこでこちらも、ダム事務所のA氏をビデオに収めさせていただいた。




お昼時になり、女性陣はテントへ戻ったが、男性陣はさらに下った場所で座り込んで抗議をされていた。



すぐに1升のコメが炊かれおにぎりが作られ、現場で頑張っている男性陣のもとへと運ばれた。

この結束力。「石木ダム建設絶対反対同盟」の強さはここにあるのだ。