さて、旅編の続編です。
車に向かって、みゃあと言っても反応がないので、車の下にいるのかいないのか、果たして食事中に降りてくれたか?そんな不安ながらの出発です。
15件ほどの豆腐配達をこなしましたが、途中で降りたような形跡はなかった気がしています。
16時ごろ配達が終わって帰ってくると、小皿に出した餌は無くなっていました。ちょっと安心しましたが、子猫の生存が確定したわけではありません。
鳴き声はなく、なにせ我が家には「チィちゃん」という娘猫もいます。
「チィちゃん」が餌を食べたかもしれません。
その日は、それで終わりです。
翌日も餌を置き続けると、夕方に車庫の奥で子猫に似た声を一鳴き短く聞くことが出来ました。
「生きていたんだ!!」と思いましたが弱弱しい声です。
とりあえず、置き餌作戦を何日も続けますが、餌は無くなっても声は一つも聞こえません。呼びかけても返事はありません。
親猫が連れて行ってしまったのでしょうか?
そんな、車庫を「チィちゃん」が歩いていきます。
「餌はこいつが食べているのかな?」
そんな起き餌作戦5日目くらいです。
車庫奥の納戸で「みゃあ~」、確かに子猫の声です。
「みゃあ~~~」親猫作戦で声掛けしますが出て出来ません。
前回は無理やり除いて逃亡されたので、今回は納戸に餌と水を置いて様子見作戦です。
翌日は、時間があるのでもう一度、餌の臭いで呼び出し作戦をするとようやく姿を現し、餌を食べ始めました。
距離は3m、近くて遠い距離です。
近づけば、見事に逃げてしまい、何処に隠れたか分かりません。
翌日、翌々日と餌作戦します、そしてあと1mまで来ました。
それでもだめです。でも、まだ捕まえられません。
3日目は餌と水以外にビニールひもを用意しました。
さて、何をするでしょうか三択です。
① 輪っかを作って捕まえる。
② じゃらして捕まえる。
③ 縄跳びをさせる。
納戸から子猫は出てきました。しかし、見事に1mの位置をキープします。
あと一歩なのです。
果たして、子猫はつかまるのでしょうか?
子猫に時間を要している紅君です。・・・時間切れです。
今日は『つなぐ市』に行って、綿菓子を売らねばなりません。
続きは第3章で・・・