紅しょうがの残日録

いい加減でアバウトで(^^♪

荒れた沢 第2部

2023年01月31日 11時04分10秒 | 日記

荒れた沢(滝川本谷)第1部 の続きです。前者は本当に荒れた沢を登って頂上近くまで来ています。

第2部 では頂上近くから頂上、そして下りは別の尾根道を使ったので「荒れた沢」のタイトルはウソです。

稜線近くなって大杉で分岐あり。知っているけど左をとる。

トンネル?  いや、第二ホラーナ(洞穴)

 

慎重に中へ入ってみる。

 

うわぁ~!

完全な岩盤でなく風化の進んだ岩である。これも領家帯変成岩?

元へ戻って右の道へ。

第一ホラーナ こちらはここ数年枯木で入口を閉鎖されていたり近づき難い様子でございました。

入り口では、外より内側が一段低い。昔はこんなではなかったような。

崩れ落ちた岩では。

入口左の側壁がはがれて新しい。これは怖い。気軽に入ってはならぬ。

稜線が見えてきた。

 

稜線の道には残雪が。

頂上付近のイヌツゲに残る雪。

頂上で休んでいたら、北方から急に雪雲か。

 

南西方は晴れているのに。

頂上からは登った道と分かれて尾根道をとる。

東北主稜から支稜のわかれる分岐点にあるアズキナシ。赤い実が。

 

ここは沢ルートを分ける分岐点。右前方に白布が2本見えるのが沢ルート。そちらへは行く人がいないのか落ち葉で明らかでない。

 

 

 

このように落葉で隠れた道もある。

 

 

コバノミツバツツジの花芽

 

ここは「中道」とも呼ばれる尾根の急勾配を登り切った穏やかなところでシャシャンボの生えるポイント。

 

ここから少し急下降

コアブラツツジの冬芽。これは青い

コアブラツツジの花ガラ

赤い芽

コバノガマズミではなく、これは数少ないガマズミ。

ガマズミの幹

 

アリドオシの下をくぐって本谷へ戻る。

ここ本谷、及びその支沢ではオオアリドオシではなくアリドオシだけが分布。

以上

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荒れた沢 第1部

2023年01月30日 16時50分39秒 | 日記

去年9月ころの大雨で増水し、滝川の本谷が河床や岸の土砂が流れ、川沿いの登山道がかなり崩れた。

豪雨災害以前から上部の登山道の上部後半は岩盤でなく、堆積土を侵食して流れる沢沿いを行くため、侵食崩壊の恐れがあった。昨秋の災害以来、敬遠して一度も足を踏み入れなかったが最近、始めて様子を見に沢に入った。

たくさんの写真であるが割愛したくないので画像のメモリサイズをちびった。よってやや不鮮明な画像である。

原則登りで、上流方向を撮っているが、下流を見下ろした画像には「下流方向」との注書きをする。また、右岸・左岸の意味は水が進む方向(すなわち下方)に向かって右側を右岸としている。

何とか通れるということは聞いていたが、泥に踏みこんだり、川の水に浸かることも想定して長靴で入った。    

 

 

堰堤背後の流木。この下に大滝の取水桝があり、その上に流木が残り、桝内には土砂がたまったものと思われ、大滝は涸れてしまった。

 

 

 

 

 

下流向き 砂防堰堤の背後

砂防堰堤を超える。もともと土砂が満杯でハンゲショウがたくさん生やされていたが、洪水で流されたり砂に埋まった。

今回ほど写真が多いと画面編集が大変であります。1日でアップできる画像は100枚ですということを初めて体験した。

また行程順(撮影順)に編集を基本としているが、間違いや画像の順番を変えると、もうくちゃくちゃです。このスレッドも始まり部分で順序が行程順でなかったり二重掲載、掲載漏れがあります。悪しからず。

登山道は左側(右岸)を登って行くが写真では歩けないほどに流されている。しかし何とか歩けた。

岩盤の見える沢はカッコいい^^

 

 

このように登山道が崩れたところは何か所もあったが、注意すれば通過できて、ヤブ漕ぎや、水中・河床を歩くところはほとんどなかった。

連日の寒さで数日前の雪が少し残る。

 

下流向き。右岸沿いに登山道があって崩れかかっている。

 

 

下流向き

以前は小さな滝があった場所、天気続きで水はほとんどない。

 

ショウジョウバカマ、ミズギボウシなどが生えている場所。

下流向き

下流向き 右岸から左岸への渡渉点

 

下流向き 

 

 

 

 

 

 

 

横向き写真になっている・・・・

 

右岸側からわりあい大きな沢が合流する地点。

 

 

下流向き

左岸側山腹上部に沢地のような残雪。土砂がはがれたのであろうか。

 

下流向き

下流向き

やっとこの辺で元の登山道の様子の戻った。

 

侵食は激しいが、これはもともと侵食気味の道であった。

 

左手の尾根から急下降で合流する道。

ショウジョウバカマの群生地

 

ショウジョウバカマがあって杉があって、ここから右へ山腹を登り稜線へ。

杉の根元のショウジョウバカマ

第一部 終わり

 

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アズキナシの冬

2023年01月19日 01時27分48秒 | 日記

落葉広葉樹アズキナシ 近くの山に幹径30cm超の樹が2カ所あり、その1本は登山路の分岐点(主稜から支稜が派生する地点でもあり)で「アズキナシの分岐」と呼んでいる。大木であるから葉も手が届かず、花が咲いても樹冠の頂部に咲くので見つけるのが難しい。地面に落ちた赤い実を見つけてアズキナシだとわかるくらいである。

今、落葉していて地面に実も落ちている。見上げると枝にも赤い実が未だついているのが見えた。

青空を背景に、小さな赤い実が見えるだろうか。

 

画像の一部を拡大すると

 

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冬芽

2023年01月19日 01時02分25秒 | 日記

冬芽(ふゆめ・とうが)木の芽をなんで冬芽というのか? 夏芽もあるさうで。

家にある広葉樹、ほとんど実を山で拾って発芽させた幼木であるが。花芽が付いていると早春が待たれる。

 

アブラチャン。花芽と葉芽、まるいのが花。これは地上で樹高2.5m

 

 

 

カマツカ(鉢植え)

ブナ(鉢植え)

カマツカ(鉢植え)

 

ウメモドキ

 

シロモジ花芽がたくさんつくようになった。丸いのが花芽とんがりが葉芽。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは幼木でなく苗木を立って20年近い。枯れ枝も目立つほどのマンサクの花芽

そのマンサク、一部早いところで黄色の花色が

1月の半ばでちょっと早いかな。人間には寒い冬であるが。

 

山のマンサクもぼちぼち見に行かねば。チャンスを逃さないよう

 

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トーナル岩

2023年01月11日 01時33分20秒 | 日記

幡豆石というのがあって土木用材(石積み、港湾工事用捨石など)に使われている。

一般的には花崗岩と呼ばれてきて、白黒ごま塩状の模様で、墓石や石造、石垣に頻繁に使用され身近な石だ。

しかし幡豆石は墓石、石像の様にきれいな細かい加工には向かないようで、そういうのにはそれ用の花崗岩の産地がある、墓石などは外国からも輸入された石材もありと。

最近この幡豆石は花崗岩の仲間に含まれる「トーナル岩」と分類されることを知った。このトーナル岩が名古屋城の石積みに使用されているとか、奈良明日香村の石舞台古墳(蘇我馬子埋葬?)がトーナル岩だとか、地質学会が「各都道府県の石」というのを認定して、神奈川県の石がそれだとか。

岩石の種類を決めるにはそれを作っている鉱物の構成を調べてとか、なかなか難しいんですが狭義の花崗岩より

トーナル岩は「石英が20-60体積%で、かつ長石のうち斜長石に分類されるものが90-100%である岩石」と定義される。・・・・ のだそうです。

とにかく幡豆石の採石場跡を見た。

これは海岸寄りの採石跡地で表面はかなり風化している。

 

 

これは別の採石場跡です。

みごとな岩盤で 採石場跡地はため池になっている。

 

 

 

採石場跡の傍に神社があった。

神社の急な階段はあ好きだなあ。

これはまた別の採石場跡。変電所が出来ている。岩盤はピカピカだ。

 

 

 

 

 

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冬のトンボロ

2023年01月10日 02時11分36秒 | 日記

昨夏7月上旬干潮時のみ陸繋島である島の「トンボロ」歩いた。夏であり大潮の日であって潮干狩りも行われている時期で、とても砂洲は干上がっていた。時刻は午前10時過ぎで、この日はまだ昼頃にかけてまだまだ潮の引いている状態であった。

次の2枚の写真がその昨夏に歩いた時のものです。向こうが前島です。

夏であり、だだっ広く干上がり「干潟」という感じです。実は7月初旬はすごく暑いかと思っていましたが、雨が止んだすき間の曇りで風もあり、とても快適に歩けました、

もう一つ思いだしましたが1昨年8月25日付でこのブログにアップしてありました 「トンボロの島」←こちらもご覧ください

 

【今回の観察】

しかし、今の時期真冬は潮が引かないのです。正確にいうと昼間の干潮の引きが悪く、夜間(大潮では真夜中 0時頃)にはとてもよく引いているのです。「夜潮(よしお)は良く引く」と言います。

以下はつい先日の1月7日(満月・大潮)の正午ごろにトンボロを見に行きました。春夏の大潮なら干潮位= 0cmくらいに引きますが、この1月では大潮でも小潮でも昼間の最干潮の潮位=90cmくらいと潮位表を調べて分かっています。春夏より90センチも潮位が高いのです。それでトンボロが海面上に出来ているかどうかを確認したかったのです。

結果は次のようです。

遠くてちょっとわかりづらい。

海岸側からは砂洲が少しだけ伸びています。

砂洲を沖に行くと途切れて水に浸かっています。

 

今日、ここを見る前はトンボロは干上がらず海中か、または干上がり始めておれば、ひとすじの細い洲が出始めそれがだんだん幅が広がるのだと想像していました。現地の海岸に次の写真が貼ってあり、やはりそういう「海が割れて一条の砂の路が出来る」というのを理想とするようです。

良い状態のときに撮影しています。不鮮明ですが細い砂の路にモデルの女性を立たせています。よく見ると遠くの方は干上がってなく、島へひとつづきの路になってないようです。

これは島とを繋ぐ砂洲の「頂上」が一定の高さでないので、早くから海面上に出る部分とそうでないところで分断されたトンボロになってしまっています。

【写真追加 : 令和6年1月】今年の市の「広報にしお」2月号P15にトンボロのいい写真が載っていました。  →ここ

↑ 広報にしお2024年2月号より

海が割れてトンボロが現れた瞬間か、潮が満ちて水没寸前のよいチャンスをとらえています。砂洲の幅2~3m、陸から島まで完全に続いているかは不明ですが、かなり遠くまで続いています。   以上写真追加 2024.01.31

 

ここは潮干狩りの時の番所です。今はやってないので無人解放でした。

カモと思われる鳥がいっぱい。向こうは東幡豆港の防波堤

今回初めて気が付きました^^  海岸寄りの浜にこんなモニュメントがありました。

軌道(レール・枕木)、駅名板風の海岸地名案内看板、意味のない?輪っか

潮見表ですぐには満ちてこないことを確認して島に向け歩きます。先人は既にいる模様。(11:58)

ここで砂洲は途切れ足あとは引返しています。

長靴か裸足になれば渡れそうな水深です。しかし潮の干満や砂洲の標高など知らずに行くと満潮で島に取り残されます。

この潮高では砂洲は3カ所に分断されているようです。

真冬なんですが風も全くない日のさす天気で寒さはちっとも感じずに歩けました。(幸運!)

(12:11)

砂洲が泥の干潟でなく細かいきれいな砂であることが遊びにはとても有利でしょう。その代り生物、貝、小魚、海草、海底の虫などの自然を目にすることはほとんどありません。

(12:02)

どうも島までの間に2カ所ほど砂が低く水没し、洲が途切れていました。

 

 

 

 

 

(12:14)

砂浜の細かい砂とそこの落ちていたカガミガイ。

 

 

鉄道の駅名板を模した立て看板、「前島」とはトンボロがつながるここの島。

レールの端にはこんな鉄の輪が。「はずカクレール」(隠レルの洒落)というらしい。

 

 

 

(12:23)

海岸には約30分ほどいたが最干潮である海面にほとんど変化はない。

 

   参照サイト サーフライフ

12時前から30分くらいではほとんど潮位は変わらないことが上のグラフでお判りでしょう。

 

 

これからが本論です^^ 気象庁の潮位データによりますが。先日トンボロを訪れた1月7日の潮位に関する資料です。この日は満月の大潮です。

 

冬であるからして、昼間の干潮はあまり潮が引かず連日 昼の干潮位は 90cm位で情ないくらいの干潮です。そかわり深夜0時頃の干潮は 0mくらいまで引きます。

この日の様子見として、完全には干上がらなかったけど、分断され水面であった部分も、せいぜい水深10数センチかと想像する。

よってこの日のこの時間の潮位は92cm位であり、これより20cmくらい潮が引けばトンボロが島に繋がることになりその潮位は約70cm以下になった時である。

参考に春、潮干狩りが盛んな大潮4月20日(大潮)の潮位変化を以下に示す

 

 

 

 

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