紅しょうがの残日録

いい加減でアバウトで(^^♪

冬のトンボロ

2023年01月10日 02時11分36秒 | 日記

昨夏7月上旬干潮時のみ陸繋島である島の「トンボロ」歩いた。夏であり大潮の日であって潮干狩りも行われている時期で、とても砂洲は干上がっていた。時刻は午前10時過ぎで、この日はまだ昼頃にかけてまだまだ潮の引いている状態であった。

次の2枚の写真がその昨夏に歩いた時のものです。向こうが前島です。

夏であり、だだっ広く干上がり「干潟」という感じです。実は7月初旬はすごく暑いかと思っていましたが、雨が止んだすき間の曇りで風もあり、とても快適に歩けました、

もう一つ思いだしましたが1昨年8月25日付でこのブログにアップしてありました 「トンボロの島」←こちらもご覧ください

 

【今回の観察】

しかし、今の時期真冬は潮が引かないのです。正確にいうと昼間の干潮の引きが悪く、夜間(大潮では真夜中 0時頃)にはとてもよく引いているのです。「夜潮(よしお)は良く引く」と言います。

以下はつい先日の1月7日(満月・大潮)の正午ごろにトンボロを見に行きました。春夏の大潮なら干潮位= 0cmくらいに引きますが、この1月では大潮でも小潮でも昼間の最干潮の潮位=90cmくらいと潮位表を調べて分かっています。春夏より90センチも潮位が高いのです。それでトンボロが海面上に出来ているかどうかを確認したかったのです。

結果は次のようです。

遠くてちょっとわかりづらい。

海岸側からは砂洲が少しだけ伸びています。

砂洲を沖に行くと途切れて水に浸かっています。

 

今日、ここを見る前はトンボロは干上がらず海中か、または干上がり始めておれば、ひとすじの細い洲が出始めそれがだんだん幅が広がるのだと想像していました。現地の海岸に次の写真が貼ってあり、やはりそういう「海が割れて一条の砂の路が出来る」というのを理想とするようです。

良い状態のときに撮影しています。不鮮明ですが細い砂の路にモデルの女性を立たせています。よく見ると遠くの方は干上がってなく、島へひとつづきの路になってないようです。

これは島とを繋ぐ砂洲の「頂上」が一定の高さでないので、早くから海面上に出る部分とそうでないところで分断されたトンボロになってしまっています。

【写真追加 : 令和6年1月】今年の市の「広報にしお」2月号P15にトンボロのいい写真が載っていました。  →ここ

↑ 広報にしお2024年2月号より

海が割れてトンボロが現れた瞬間か、潮が満ちて水没寸前のよいチャンスをとらえています。砂洲の幅2~3m、陸から島まで完全に続いているかは不明ですが、かなり遠くまで続いています。   以上写真追加 2024.01.31

 

ここは潮干狩りの時の番所です。今はやってないので無人解放でした。

カモと思われる鳥がいっぱい。向こうは東幡豆港の防波堤

今回初めて気が付きました^^  海岸寄りの浜にこんなモニュメントがありました。

軌道(レール・枕木)、駅名板風の海岸地名案内看板、意味のない?輪っか

潮見表ですぐには満ちてこないことを確認して島に向け歩きます。先人は既にいる模様。(11:58)

ここで砂洲は途切れ足あとは引返しています。

長靴か裸足になれば渡れそうな水深です。しかし潮の干満や砂洲の標高など知らずに行くと満潮で島に取り残されます。

この潮高では砂洲は3カ所に分断されているようです。

真冬なんですが風も全くない日のさす天気で寒さはちっとも感じずに歩けました。(幸運!)

(12:11)

砂洲が泥の干潟でなく細かいきれいな砂であることが遊びにはとても有利でしょう。その代り生物、貝、小魚、海草、海底の虫などの自然を目にすることはほとんどありません。

(12:02)

どうも島までの間に2カ所ほど砂が低く水没し、洲が途切れていました。

 

 

 

 

 

(12:14)

砂浜の細かい砂とそこの落ちていたカガミガイ。

 

 

鉄道の駅名板を模した立て看板、「前島」とはトンボロがつながるここの島。

レールの端にはこんな鉄の輪が。「はずカクレール」(隠レルの洒落)というらしい。

 

 

 

(12:23)

海岸には約30分ほどいたが最干潮である海面にほとんど変化はない。

 

   参照サイト サーフライフ

12時前から30分くらいではほとんど潮位は変わらないことが上のグラフでお判りでしょう。

 

 

これからが本論です^^ 気象庁の潮位データによりますが。先日トンボロを訪れた1月7日の潮位に関する資料です。この日は満月の大潮です。

 

冬であるからして、昼間の干潮はあまり潮が引かず連日 昼の干潮位は 90cm位で情ないくらいの干潮です。そかわり深夜0時頃の干潮は 0mくらいまで引きます。

この日の様子見として、完全には干上がらなかったけど、分断され水面であった部分も、せいぜい水深10数センチかと想像する。

よってこの日のこの時間の潮位は92cm位であり、これより20cmくらい潮が引けばトンボロが島に繋がることになりその潮位は約70cm以下になった時である。

参考に春、潮干狩りが盛んな大潮4月20日(大潮)の潮位変化を以下に示す

 

 

 

 

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