アカネ科アリドオシ属にオオアリドオシというのがあって、別名をジュズネノキともニセジュズネノキともいわれています。
根っこに数珠(じゅず)状のコブができるアリドウシ属の一種でジュズネノキとか、葉が大きいのでオオアリドオシとも呼ばれるようになりました。
ところが根が数珠状になるのは本種ではなく、「ナガバジュズネノキ」という別種で、このオオアリドオシは「ニセジュズネノキ」という変な名前もいただくことになりました。
このオオアリドオシの赤い実が今年はたくさんついたので写真をバチバチ撮ってきました。
樹林下で薄暗く、良く晴れた日には木漏れ日が当たるところと、そうでないところのコントラストが強すぎてなかなか難しく、鮮明に撮るのが難でした。
この日は良く晴れていても冬の陽で、なんとなく全体の明るく撮りやすかったです
【追加】この記事を書いてだいぶん経ちますが「数珠:じゅず」という漢字が違ってるんじゃないかと気づきました。「じゅず」で変換してこうなっていたのですが。今、見直して「ずじゅ」じゃないかと! 調べてみるとジュズはこれでいいのだそうです。最初は「ずず」だったそうです。・・・・これを見て、そうじゃないだろう、幼児がじゅずといえなくて「ずず」といってんだろう・・・・よく読んでみると両方の書き方が昔から並行して使われていたようですが、どちらかといえば、私などは「ずじゅ」と読めてしまう「数珠」が正解にされているようだ。
常緑広葉樹ですが、この枝は葉が落ちて、実がいっぱいです。
小枝はY字型に分かれます。このぽきぽき感が特徴です。
アリドオシの葉は2~3センチですが、このオオアリドオシは大きいものでは長さ6センチくらいありました。
一人でモノサシ(スケール)をあてての撮影には苦労します。一つは被写体とモノサシを良い位置で固定することです。外にもモノサシの明るさで、白色のものでは植物とのコントラストが強すぎ、透明のものでは透かして見える背景が暗いと目盛りが見えません。
この写真のものはつや消しのアルミ製で、光の当たり具合によっては明るすぎますが、面を傾けて反射光を避ければ灰色になり目盛りは見やすいです。
このためのモノサシの傾き、物差しと被写体の葉との関係などを片手でやって、もう一方の手でカメラを操作ということになります。
樹林下でこのように群れを成して生育しています。