暑さもまだ残る九月に咲く花はこの山では貴重です。
ツツジ科のホツツジ、もっと高い山にある花で分布的に珍しいです。
一件くちゃくちゃな花ですがよく見ると長い蘂(しべ)と三つに分かれた花弁との小さな花が穂にかたまってくっついた変わった形の花です。
低い山ですから暑くて虫なども多く、快適でないのですが、花の時期を逃さず行ってみました。徹底的に写してきましたのでげんなりですが見てください。
砲弾状のはつぼみです。
ピンク花は少ないです。だいたい純白
花弁は三裂しているのがわかります。
山頂に付きました。蒲郡方面の海と雲の峰
三河湾と知多半島
ハギの仲間でしょうか。
降る尾根コースにもホツツジ群落があります。
ツツジ科のシャシャンボに実がついています。今年は生り年みたいで低い枝にも実が見つかります。
ブルーベリーに似て食べられます。実はブルーベリーもツツジ科です。この山には春のコバノミツバツツジをはじめヤマツツジ、モチツツジ、ネジキ、シャシャンボ、ウスノキなどたくさんのツツジ類があります。
ウコギ科コシアブラの大きな株に実がついています。この山にはコシアブラの幼木がたくさん見つけられますが、この木辺りから広がったのでしょうか。ただ山菜になりそうな芽を見たことがありません。
同じウコギ科にタカノツメという葉柄に三枚小葉の付いた樹が、この山にはいっぱいあってこの木の新芽はてんぷらにして食べられるという人がいます。しかし何度も新芽をかじってみましたがうまそうではありません。