日本列島も5月を迎えて初夏の陽気です。
さて、今回からベコたびは山口県萩市を訪問!
山口県は初訪問ということもあって、ベコも興味津々です。
ということで、新幹線と高速バスを乗り継いでやってきたのは萩の町。
毛利36万石の城下町で、山と海に囲まれた穏やかな土地です。
お天気も快晴!
暑くもなく寒くもなく、気持ちのいい気候です。
小高い山が背後にそびえ、緑豊かな町のようです。
ベコ 「萩の城下町だべこ!」
そう、ここらへんは萩城跡を中心に、古い武家屋敷と土塀が残る町なのです。
これは味わい深い石壁です。
こうした町並みがずっと続いているのでビックリ。
まるで時代劇のセットのような雰囲気。
うーむ、これはすごいですね。
そして、大きな通りから左右に細い通りが伸びています。
ここもまた味わいのある小道です。
お、よく見るとこれは夏みかん。
町のあちこちで夏みかんが見られますが、なんと萩の名産なのだそうです。
そして細い通りを抜けると、そこはまた大きな通り。
そして、またまた細い通り。
うーん、なんだかさっき見た風景と同じような気がしますね。
ベコ 「似たような風景だべこ」
古いお屋敷なので、どれも同じに見えてしまいます。
それにしても、年季の入った瓦屋根と格子戸。
歴史を感じる格子ですね。
歴史を感じるのは建物だけではありません。
石壁もまたいろいろな種類が並んでいます。
これは瓦が埋め込まれているのでしょうか?
一方これは赤茶色の土塀。
そしてこちらは、石垣のような壁。
と言っているうちに、また元の小道に戻ってきたような…。
きちんと地図を見て歩かないといけません。
ま、迷路みたいな萩の城下町ですが、これも町歩きの楽しみの一つかも。
それでは、引き続きぶらぶら城下町散歩とまいりましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
萩城下町
萩は日本海に面する三角州の町で、関ヶ原の戦いに敗れた毛利輝元が萩城を築城。その後、長州藩の中心として明治維新まで続いた町です。
幕末には吉田松陰や高杉晋作、木戸孝允や伊藤博文などの偉人を輩出し、幕末から明治維新にかけて激動の日本を動かした町です。
城下町には往時の面影を感じさせる武家屋敷や土塀、商家の建物などが並び、一気に江戸時代にタイムトリップできる町並みが印象的でした。
驚いたのは、江戸時代の古地図を片手にそのまま歩ける町とのことで、町割りも当時のままなのだそうです。こうした城下町も珍しいと思いますが、町を保存する地域の人々の努力の賜物なのでしょう。
そんな萩の城下町ですが、江戸時代から西洋医学の導入をはじめ、反射炉や造船所の設立に取り組むなど、先進的な都市だったようです。2015年には一連の産業遺産が世界遺産に登録されています。
ちなみに、町のあちこちにある夏みかん畑ですが、幕末に黒船の砲撃を避けるため藩主が山口に引っ越し。その際に空き家になった武家屋敷などを転用した名残だそうです。
萩へのアクセス
萩へのアクセス方法は新幹線と航空機の2通り。ただ、航空機は便数が少ないことと、空港から萩への交通がタクシーだけのようで断念。空港から萩への直通バスがあれば便利なのですが、うまく見つけられませんでした。
一方、新幹線だと新山口駅から萩までの直通バス「スーパー萩号」があり、これが意外と便利。乗客もそれほど多くなく、新山口〜萩の所要時間も1時間強とスムーズ。切符はデジタルチケットで事前購入が可能ですが、予約は不可。
便数が少ない飛行機と、乗車時間の長い新幹線とで迷いましたが、今回は新幹線+スーパー萩号で訪問。どちらにしても所要時間は6〜7時間もかかるため大同小異かも。
なお、萩に着いたらどのバス停で降りればいいか迷いましたが、とりあえず終点の東萩駅で下車。そこからタクシーでホテルに向かいましたが、乗客の多くは街の中心部にある萩バスセンターで下車。
町のはずれにある東萩駅前にはレンタカーと居酒屋以外に何もなく、萩バスセンターは町の中心部。すぐ隣にタクシーもあり、ここで下車するのが良かったかも。