ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコのイタリア紀行21 モンテプルチャーノは驚異の高低差だべこ!

2019年08月11日 | ベコのイタリア紀行2019

トスカーナのオルチャ渓谷を訪問中のベコ。

次はちょっと足を伸ばして、モンテプルチャーノという町を訪ねましょう!

SP40をそのまま走って山道を越えます。

すると、SP146にぶつかるのでそのまま北上。

途中、キアンチャーノ・テルメという温泉リゾート地を通過。

そして糸杉のクネクネ道から走ること約30分。

モンテプルチャーノに到着です!

ベコ 「モンテプルチャーノだべこ!」

ここ、モンテプルチャーノは急峻な山の斜面に広がる中世の町。

おそらく、今回のイタリア紀行の中でもっとも坂道の険しい町です。

まずは入口のプラート門をくぐって城壁の中に入りましょう。

メインストリートには中世の町並みが続きます。

茶色というかオレンジというか、これまた独特な色合いの建物です。

味わい深い路地裏も興味津々。

これはメインストリートにある時計台。

塔の上の時計番がしっかり時を告げてくれます。

二つ目のアーチがありました。

下をくぐって進みます。

写真では分かりにくいのですが、坂道はかなりの急勾配。

まだあまり歩いてませんが、けっこう足にきますね。

ちょっと疲れてきたので、カフェで一服とまいりましょう。

 

ここはモンテプルチアーノで有名なカフェ。

バルコニー席から周囲の渓谷を見下ろすことができるのです。

ほー、一気に視界が広がりました。

バルコニーの向こう側にはまぶしい緑の大地。

周囲はキアーナ渓谷といって、オルチャ渓谷のお隣の渓谷のようです。

渓谷の向こうの方には湖も見えてました。

うーん、まぶしいですね〜。

コーヒーとスイーツのセットとともに、渓谷の緑を楽しみましょう。

ちなみに、このスイーツは濃厚で猛烈に甘いパンナコッタ。

イタリア人はここまで甘いものが好きなのかと、衝撃を受けるくらい甘い味なのです。

さて、カフェで一服したら再び坂道を登ります。

味わいのある町並みが続きます。

建物は薄いオレンジ色。

ホテルか何かの建物かもしれません。

けど、坂道は相変わらず急勾配。

もうそろそろ限界に近づいてきました。

お、建物の上に青い空が見えてきましたね。

山頂にある広場はもうすぐです。

息が切れてきたタイミングで、ようやく山頂のグランデ広場に出ました!

 

広場というものの、ドーモ前の空き地という感じ。

ほとんど人もおらず、ひっそりとしていました。

それはそうと、急勾配の坂道に思いのほかハアハアゼイゼイ。

その分、見晴らしも抜群です!

おー

おー

当日は風がちょっと強かったのですが、むしろ汗をかいた体には気持ちのいい風。

そして広場の反対側の風景がこちら。

向こうの方まで畑が続くキアーナ渓谷です。

見下ろすと、ふもとには優雅な教会も立ってますね。

モンテプルチアーノの斜面に並ぶ建物も印象的です。

 向こうに見えるのはアミアータ山でしょうか?

いやー、ちょっと疲れたモンテプルチャーノ訪問。

ですが、お天気にも恵まれて気持ちのいい町歩きができました。

明日に備えて、今日はこれくらいにしておきましょう。

つづく

 

<ベコたびinformation>

モンテプルチャーノ Montepulciano

モンテプルチャーノはオルチャ渓谷訪問の拠点の町として取り上げられることが多いですが、実はオルチャ渓谷にはありません。

場所的にはピエンツァの隣町で、SP146経由だと車で20分ほどと近いものの周囲は「キアーナ渓谷」。ごく普通の田舎の風景で、オルチャ渓谷のような絶景は期待できません。

とはいえ、オルチャ渓谷の周辺ではもっとも大きな町で、バスなどの交通機関もあるため比較的賑わっています。

旧市街はプラート門をくぐって急な坂道を登ることになります。あまりに急勾配のため、プラート門近くの駐車場から頂上のグランデ広場までミニバスが運行されています。

今回、そのミニバスの切符を買おうとインフォメーションの窓口に行ったところ、お昼休みで閉鎖中。やむなく歩いて登ったのでした。

ちなみに、車で訪れる場合は駐車場が比較的たくさんあるので助かります。ただ、プラート門にもっとも近い駐車場は常に満杯。城壁沿いに並ぶ駐車場を探すのがベターです。

なお、途中で立ち寄ったカフェは有名な「Caffè Poliziano」。バルコニーからキアーナ渓谷を望める絶景カフェです。ただ、実際に訪れてみるとバルコニーは意外と狭く、身動きできずちょっと息苦しいくらい。むしろ、優雅な内装の店内でゆっくりコーヒーをいただくのが良さそうです。


 


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