遅くなりましたが、水曜アンカーの青山繁晴さんのコーナーのまとめです。
最近ものすごく忙しくて、ブログ更新も滞りがちです・・・。
キーワード:人の心の弱さ
■名護市長選のメディアの伝え方と今後の影響
名護市長選の負け方が問題
メディアは辺野古移設反対派の稲峰氏の圧勝ばかりを伝えているが、圧勝ではなかった。
稲峰氏1万9839票に対して、辺野古移設推進派の末松氏が1万5684表でその差は
4155票だった。事前の自民党の世論調査では、ダブルスコアで稲峰氏が勝つという
結果だった。
この4255票の負け方が問題。このうち1500票くらいは公明党の票だった。
公明党は辺野古移設に反対であることを名護市長選で示した。与党で意見が割れている。
残りの2500票は、石破幹事長が名護に乗り込み、賛成派市長が誕生したら名護振興
基金で500億円あげると話した、そのことが原因だ。
名護市長選を受けたメディアの勘違い
メディアは名護市長選後しきりに「工事ができなくなる?」という論調で報じている。
稲峰市長は会見で
「市長の権限を行使していく。埋め立てを止めることができると思う」
と話した。
メディアの論調には「工事できなくなってほしい」という期待感が込められている。
しかし、客観的事実に基づいて言えば工事はできる。本当の問題はそこではない。
■政権の驕り
名護市長選で辺野古推進派で自民党の推す候補が敗れることはわかっていた。その
状況で政府高官が口にしたのは次のようなこと。
「工事なんていくらでもやり方がある。
稲峰市長が妨害しようとしても、工事はできるよ。心配ない。」
この言葉から見えてくるのは、政権の驕り
稲峰市長が市長の権限を使って工事をやめさせようと画策するかもしれない。例えば
辺野古を埋め立てて海上に基地建設を行うためには、港の近くや港の中に大量の資材
置き場が必要になる。それを作らせないという妨害はあり得る。しかし、遠くにその
資材置き場を置いて運べば、一応工事は出来る。
■反対派の妨害で命にかかわることも
洋上工事はノウハウがあまりない。陸上での工事に対する反対派排除の行動であれば
成田闘争などで警察、機動隊、などはある程度ノウハウがある。しかし洋上で反対派
のボートが近づいてきたらどう排除するのか、やり方を間違えれば死者が出かねない。
政権はそれに備えなければいけない。工事できるから心配ないなどと言っていられる
状況ではない。
政府は辺野古移設工事の「妨害」を想定して防衛相審議官を特命担当に指名した。
しかし、これは役人ではなく政治家がやるべきことだ。
敗戦後の日本は、何か事故が起こって犠牲者が出たとなると事業を中断しなければ
いけない雰囲気がある。諸外国ならば安全保障上重要なことなら、死者が出ようが
誰かが責任を取って続行する。そうするためには、大臣が担当するべき仕事だ。
役人を担当にして大丈夫だ、などと言っているのは紛れもなく驕りだ
■地方選挙で連敗続きの安倍政権
さいたま市長選挙、横須賀市長選挙、千葉市長選挙、川崎市長選挙、名古屋市長選挙など
首都圏の首長、三大都市圏の一つ名古屋、福島市長選挙、郡山市長選挙などの被災地首長
選挙など重要なところで負け続けている。その原因は
安倍総理自身が党内人事で自民党を弱体化させたから
第一次安倍政権では自民党内の親中派・親韓派・親北朝鮮派に足を引っ張られた。
その頭があるから自民党の党内人事で党を弱体化させた。石破氏は幹事長向きでは
ないし、幹事長向きでない石破氏を支えるためには総務会長や政調会長は実力派の
人でなければならなかった。ところが、女性登用を優先し、野田聖子総務会長と
高市早苗政調会長にした。
後半キーワード:(東京都知事選)勝者なし
■どうなる東京都知事選
15人の新人が立候補。その中で4人について。
細川氏:佐川急便から一億円の提供を受けた問題については全額返金したとしか
言っていない。猪瀬さんも5千万円受領したが返済している。5千万円
の問題で都庁を追われた猪瀬氏に代わって一億円受領して何の説明も
していない人が都知事たり得るのか?細川政権時の首相補佐官だった
田中秀征氏にすら未だに一億円を何に使ったか話していない。捜査関係者
の間では熊本県知事選挙に使ったといわれている。猪瀬氏が都知事選に
使う資金だったのではないかと言われて辞めたが、同じ構図である。
宇都宮氏:脱原発を都知事選の争点にしようとしている。東京都が持っている
東京電力の株は1.4%に過ぎない。大株主は原子力損害賠償機構という
国の機関が50%以上の株を持っていて、原発推進の方針である。この
状況で東京都知事として脱原発に何ができるのか、説明すべきだ。
田母神氏:ネットの仮想投票では圧倒的な人気がある。ネットでは85%以上の
支持があるが、現実の世論調査ではそんな数字は出ず、ネット世界と
現実世界には大きなかい離がある。これをどう埋めるのか。
舛添氏:舛添氏は自民党を除名された人間だ。一般社会で言えば、会社を懲戒免職
された元社員が会社を依願退社したと履歴書に書くのと同じだ。自民党は
どう説明するのか?
都知事選ポイント:安倍政権にとっては不戦敗
⇒勝っても負けても安倍政権の負け
除名した人を担いで、舛添氏が当選したら勝ちだと言えるのか?
水面下の世論調査で舛添氏が優勢に見えたから舛添氏支援に回っただけで大義が無い。
自民党関係者
「都知事選の候補に自民党の国会議員は出せなかった。補欠選挙を避けるため」
来春の消費増税と重なる補欠選挙はしたくなかった。そして、その先にあるのが
「来年春の統一地方選挙」
地方選挙に負け続けている安倍政権が、統一地方選挙で負ければ必ず
2016年の衆参ダブル選挙に影響が出る
地方選挙で負け続け、統一地方選挙で負け、そんな政権が憲法改正を国民に問えるか?
以上が青山さんのニュースDEズバリ1/22の内容でした。
動画をアップしてくださいましたのでぜひご覧ください。
1/22(水)アンカー No.1
1/22(水)アンカー No.2
ニュースDEズバリ! 前半
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キーワード:人の心の弱さ
■名護市長選のメディアの伝え方と今後の影響
名護市長選の負け方が問題
メディアは辺野古移設反対派の稲峰氏の圧勝ばかりを伝えているが、圧勝ではなかった。
稲峰氏1万9839票に対して、辺野古移設推進派の末松氏が1万5684表でその差は
4155票だった。事前の自民党の世論調査では、ダブルスコアで稲峰氏が勝つという
結果だった。
この4255票の負け方が問題。このうち1500票くらいは公明党の票だった。
公明党は辺野古移設に反対であることを名護市長選で示した。与党で意見が割れている。
残りの2500票は、石破幹事長が名護に乗り込み、賛成派市長が誕生したら名護振興
基金で500億円あげると話した、そのことが原因だ。
名護市長選を受けたメディアの勘違い
メディアは名護市長選後しきりに「工事ができなくなる?」という論調で報じている。
稲峰市長は会見で
「市長の権限を行使していく。埋め立てを止めることができると思う」
と話した。
メディアの論調には「工事できなくなってほしい」という期待感が込められている。
しかし、客観的事実に基づいて言えば工事はできる。本当の問題はそこではない。
■政権の驕り
名護市長選で辺野古推進派で自民党の推す候補が敗れることはわかっていた。その
状況で政府高官が口にしたのは次のようなこと。
「工事なんていくらでもやり方がある。
稲峰市長が妨害しようとしても、工事はできるよ。心配ない。」
この言葉から見えてくるのは、政権の驕り
稲峰市長が市長の権限を使って工事をやめさせようと画策するかもしれない。例えば
辺野古を埋め立てて海上に基地建設を行うためには、港の近くや港の中に大量の資材
置き場が必要になる。それを作らせないという妨害はあり得る。しかし、遠くにその
資材置き場を置いて運べば、一応工事は出来る。
■反対派の妨害で命にかかわることも
洋上工事はノウハウがあまりない。陸上での工事に対する反対派排除の行動であれば
成田闘争などで警察、機動隊、などはある程度ノウハウがある。しかし洋上で反対派
のボートが近づいてきたらどう排除するのか、やり方を間違えれば死者が出かねない。
政権はそれに備えなければいけない。工事できるから心配ないなどと言っていられる
状況ではない。
政府は辺野古移設工事の「妨害」を想定して防衛相審議官を特命担当に指名した。
しかし、これは役人ではなく政治家がやるべきことだ。
敗戦後の日本は、何か事故が起こって犠牲者が出たとなると事業を中断しなければ
いけない雰囲気がある。諸外国ならば安全保障上重要なことなら、死者が出ようが
誰かが責任を取って続行する。そうするためには、大臣が担当するべき仕事だ。
役人を担当にして大丈夫だ、などと言っているのは紛れもなく驕りだ
■地方選挙で連敗続きの安倍政権
さいたま市長選挙、横須賀市長選挙、千葉市長選挙、川崎市長選挙、名古屋市長選挙など
首都圏の首長、三大都市圏の一つ名古屋、福島市長選挙、郡山市長選挙などの被災地首長
選挙など重要なところで負け続けている。その原因は
安倍総理自身が党内人事で自民党を弱体化させたから
第一次安倍政権では自民党内の親中派・親韓派・親北朝鮮派に足を引っ張られた。
その頭があるから自民党の党内人事で党を弱体化させた。石破氏は幹事長向きでは
ないし、幹事長向きでない石破氏を支えるためには総務会長や政調会長は実力派の
人でなければならなかった。ところが、女性登用を優先し、野田聖子総務会長と
高市早苗政調会長にした。
後半キーワード:(東京都知事選)勝者なし
■どうなる東京都知事選
15人の新人が立候補。その中で4人について。
細川氏:佐川急便から一億円の提供を受けた問題については全額返金したとしか
言っていない。猪瀬さんも5千万円受領したが返済している。5千万円
の問題で都庁を追われた猪瀬氏に代わって一億円受領して何の説明も
していない人が都知事たり得るのか?細川政権時の首相補佐官だった
田中秀征氏にすら未だに一億円を何に使ったか話していない。捜査関係者
の間では熊本県知事選挙に使ったといわれている。猪瀬氏が都知事選に
使う資金だったのではないかと言われて辞めたが、同じ構図である。
宇都宮氏:脱原発を都知事選の争点にしようとしている。東京都が持っている
東京電力の株は1.4%に過ぎない。大株主は原子力損害賠償機構という
国の機関が50%以上の株を持っていて、原発推進の方針である。この
状況で東京都知事として脱原発に何ができるのか、説明すべきだ。
田母神氏:ネットの仮想投票では圧倒的な人気がある。ネットでは85%以上の
支持があるが、現実の世論調査ではそんな数字は出ず、ネット世界と
現実世界には大きなかい離がある。これをどう埋めるのか。
舛添氏:舛添氏は自民党を除名された人間だ。一般社会で言えば、会社を懲戒免職
された元社員が会社を依願退社したと履歴書に書くのと同じだ。自民党は
どう説明するのか?
都知事選ポイント:安倍政権にとっては不戦敗
⇒勝っても負けても安倍政権の負け
除名した人を担いで、舛添氏が当選したら勝ちだと言えるのか?
水面下の世論調査で舛添氏が優勢に見えたから舛添氏支援に回っただけで大義が無い。
自民党関係者
「都知事選の候補に自民党の国会議員は出せなかった。補欠選挙を避けるため」
来春の消費増税と重なる補欠選挙はしたくなかった。そして、その先にあるのが
「来年春の統一地方選挙」
地方選挙に負け続けている安倍政権が、統一地方選挙で負ければ必ず
2016年の衆参ダブル選挙に影響が出る
地方選挙で負け続け、統一地方選挙で負け、そんな政権が憲法改正を国民に問えるか?
以上が青山さんのニュースDEズバリ1/22の内容でした。
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