歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

芥川龍之介①(わが子への遺言)

2009年04月25日 | 芥川龍之介
芥川龍之介①(わが子への遺言)

芥川 龍之介は1892年3月1日に生れた。
その作品の多くは短編で、
「芋粥」「藪の中」「地獄変」「歯車」など、
『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などの古典から
題材をとったものが多い。
「蜘蛛の糸」「杜子春」など、童話も書いた。

1927年7月24日未明、友人にあてた遺書に
「唯ぼんやりした不安」との理由を残し、
服毒自殺。35歳という年齢であった。

後に、芥川の業績を記念して菊池寛が
芥川龍之介賞を設けた。

明治以降、日本文学界にその名を残しながら
自殺した芥川龍之介。
その自殺の理由を誰もが知りたがった。

そして、焼き棄てよとの遺言にもかかわらず、
遺族が大事に守り続けた遺書が
発表されたのである。

「わが子等に」あてた一通には、
1:人生は死に至る戦いなることを忘るべからず。
  もしこの人生の戦いに破れし時には
  汝らの父の如く自殺せよ。
  ただし汝らの父の如く 
  他に不幸を及ぼすを避けよ


2:従って汝等の力を恃む(たのむ)ことを勿れ(なかれ)。
  汝等の力を養うを旨とせよ。」

と8か条の遺言がしたためられていた。

わが子に人生の戦いに破れた時には死ねとは
あまりにも衝撃的だ。
その過激さからか。この遺書は
殆どの芥川全集には紹介されていない。

しかし、人生の目的を求めている人には
彼の言葉をしっかり受け止め、
自殺をするのではなく、
人生究極の目的を果たす
きっかけにしなければならない。

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