歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

日々好日(12月27日 大谷光瑞 大谷探検隊)

2011年12月27日 | 日々好日
日々好日(12月27日 大谷光瑞 大谷探検隊)

大谷光瑞(おおたに こうずい)は
1876年(明治9年)12月27日に
浄土真宗本願寺派の跡継ぎとして生まれる。
浄土真宗本願寺派第22世法主。
大正天皇の従兄弟にあたる。

1902年8月、
教団活動の一環として西域探検のためインドに渡り、
仏蹟の発掘調査に当たった。

1903年1月14日朝、
ビハール州ラージギル郊外で
長らく謎の地の山であった旭日に照らされた
釈迦ゆかりの霊鷲山を発見している。

これがいわゆる大谷探検隊(第1次)である。
法主継職後も探検を続行させ、
1914年まで計3回にわたる発掘調査等が実施された。

しかし探検隊の活動は短く。
大谷家の不良債権問題、
分かりやすく言うと探検隊に
金をつぎ込みすぎて大谷家が破産、

しかも寺の運営資金まで使い込んでしまったという。
大谷光瑞は職を退いて隠居、伯爵位も返上。

探検隊の後始末はほとんど成されないまま、
多くの業績が四散。
探検隊の業績は、京都の龍谷大学、
大谷が隠居した中国や韓国に散り散りになってしまう。
破産による財務処理で海外に
売り飛ばされてしまった発見物もあったのだろう。

750年前にお亡くなりになられた
親鸞聖人にこの現状をご覧になられたら

「なぜ、弥陀の本願を徹底することに
 身命をかけないのか」

と激怒なされるに違いない。


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