言葉の旅人

葉🌿を形どって、綾なす色彩に耽溺です。

三方五湖・梅丈岳

2006年12月19日 | Weblog
 クネクネと曲がりつつ、高度を上げてくるにつれ同じ海の景色も違って見えてくる。
 思わず、何度も車を止めてしまい海を眺める羽目になるのだけれど、それでもやはり頂まで来ると360度の眺望は格別に違っていて言葉を失う。
 感じていた、墨絵の感覚が色彩を帯びつつも錦を銀を加えて、屏風絵のような展望を見せてくれるのだ。
 かつては、出身の歌手五木ひろしの歌がやかましく響いていたのが無くなり、公園自体もスッキリと整備されていて散策するのにも垢抜けしたではないかと感心した。
 ま、中国の古楽器の鐘群や愛の鍵などは我慢の範囲かも知れない。かわらけ投げの値段もチト高いんじゃないと思うのもその範囲内だろう。
 晴れた日で風もない穏やかな日本海と五湖という南北に違った水面の容貌を見せる。 こんな景観は他所には無い。
 地図上では北に伸びる半島も、眺望としては柔らかすぎてベタッと垂れている五段重ね草餅状に拡がっている。