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バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

心で伝える

2019-07-19 08:45:00 | ノンジャンル


少し前のブログに日本とオーストラリアの人口が大きく違うことを書きましたが
オーストラリアは何をするのも少人数だから、個々に目をかけられ、個人個人が大切にされていると感じます。

アカデミーにいて、いろいろな人に会いますが、初対面でもしっかり目をみて挨拶ができる人、自分から先に自分はだれだれです、よろしくと挨拶ができる人は、すぐに会話もできるし、初めての人とも仲良くできます。あーこの人は良さそうな人だという印象を相手に与えます。

留学してくる人もそれができたら第一印象はパス。
英語ができるできないではないです。
今までテニスで優秀な方たち、グランドスラムのタイトルを持っているような方にも出会いましたが、どの方もみんな堂々としていてきちんと挨拶をしてくれる素敵な人たちばかりです。
それはテニスだけでなく社会に出てからも、学校でもとても大事なことで、人間関係をスムーズにするコツだと思います。

じゃあ一応形だけ挨拶していればいい、単なる儀式的な挨拶やお礼を言いながらも行動でそれを感じられないケースにも出くわします。そこに心の重要さが表れてきます。本当に心から感謝しているか、本当に心から人を敬っているか?

英語ができないから表現できないという人がたまにいます。
でも私はそれは違うと思います。
英語ができなくても心は伝わるという素晴らしい経験は何度かしてきました。
心を伝える努力はきっと人それぞれ違うスタイルでできるものと思います。
これから留学生がどうやってその良い心を伝えてくれるか、楽しみにしたいなと思います。smilesmile
言い方を変えれば、英語なんてできなくても心は伝えられるということになりますね。


オーストラリアと日本の違い

2019-07-17 16:26:00 | テニス留学
スクールホリデー2週目に入りました。ジュニアはトーナメントが立て続けに行われていて、運転をするご父兄はなかなか大変です。

オーストラリアと日本、何が一番違うかと考えたとき、人口が大きく違うことが、テニスだけでなくいろいろなやり方、行われ方の違いを作っていると思います。

広々としたオーストラリアでは、自宅にテニスコートがあってもおかしくはありません、ですからレッスンはゆったりと、個人レッスンが多く行われます。
コーチを独り占めできて、その上アカデミーでも練習をするときは、ボールかご独り占めできて一人でコートで延々とサーブ練習をすることも可能です。
日本の人口は1億2600万、オーストラリアの人口は2,500万人。
大勢でレッスンはせず、つねにコートには多くても4人から5人。
それだけ個人個人に目をかけられるから、個人の意見や個性も主張されるのだと思います。

日本人は日本人であるというだけで、まじめで誠実で、きちんとした人という印象を持たれていますから自信を持って現地の人と会話を楽しんでほしいと思います。
思っているよりずっと親切で、異文化に対しても柔軟な考えを持った人が多いです。



優しい心

2019-07-16 16:52:00 | テニス留学
オーストラリアに来て慣れてくると、このゆったりした雰囲気が快適になり、こころにも余裕が出てきて他人にやさしくする余裕も出てくると思います。

東京にいたころはいつも急いでいて(理由もなく)周りの目を気にしながら生きていても、オーストラリアに来ると自由でゆったり、自分の思ったことができて、ほっとします。
自然がたくさんあり人々がゆったりと暮らしているからそういう気持ちにさせられるのでしょうか。
本当にオーストラリアの人たちは人を助けることやきずなを大事にしていて、今まで32年の間にたくさん助けてもらいました。

日本のニュース、最近のニュースを見ていると悲しい気持ちになることが多く、きっと余裕がないのだろうなと感じます。
勉強ができるとかできないとか、持っているお金の量とか学歴とか職業ではなくて、もっと大事なもの、大事な家族がいて、仲間がいて、一緒に泣いたり笑ったり悔しがったり、できる日々が本当の幸せだと思います。

こんなに空がきれいで、それを見ているだけでも幸せだと思います。
そういう大事なものを、留学生には伝えてあげたいですね。




私も勉強させてもらっていること

2019-07-10 14:01:00 | テニス留学
昨日の午前中のレッスンに参加したお子さんのお母さまに、ともこさんいつも仕事に来てるんですね、いつがお休みなのですかと聞かれました。
ビンスと私にとってはアカデミーと自宅の往復は生活であり仕事という感じではないのです。
私も学べることが日々あるので、毎日が刺激的で楽しいです。

ビンスがテニスの指導で、ここをもっとこうすべき、と私に話してくれることは、大変勉強になります。
どんなに英語ができても、ふるまい方、行動の仕方、マナーを知らないと失礼なことになったり、こちらの社会で受け入れてもらうことは難しくなりますが、そういうことも留学生は失敗しながら学んでいくものなのだと思います。
そしてテニスで強くなるためにはテニスだけでない普段の生活がとても大事です。

私自身勉強になっているのは、ボーク重子さんが書いていらっしゃる本です。
普段から私も言われてきて、自分でも気が付いたことが上手に日本語でまとめられています。
食事の仕方がカギだったり、相手に安心感を与える堂々とした態度、そして自分らしさ、社交性の大切さ。日本の方たちに少しでもお役に立てるように、私も学び続けたいと思います。



お別れ2

2019-07-01 20:25:00 | テニス留学


台湾に帰るサムとデイビットのお別れ会、楽しい1日でした。

アカデミーではじめて台湾からの留学生のお世話をしました。私が持っている台湾の印象はとてもよいものになっています、それはこのデイビットとサムのファミリーに出会ったからです。

フェイスブックで日々アカデミーの様子を更新するようになってから、ブログがおろそかになってしまっています、すみません。