バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

中身で勝負しましょう。

2019-07-21 09:27:00 | テニス留学
オーストラリアはスポーツ大国で、スポーツでのマナーはとても重視されています。

それをアカデミーでもしっかりとビンスは指導しています。
私が出会ったテニスだけでなくいろいろなスポーツでのトップアスリートだった方たちは、話がわかりやすいし、ビジネスでも優秀な方が多いです。
今までとても素敵な方たちにたくさん出会いました。

息子が高校生だったとき、土曜日の午前中に学校対抗のサッカーやテニスの試合を通じて、私も多くのことを学びました。
それは学校教育がスポーツを通じて社会のマナーを教えようとしているからで、それが社会人としての教育にもつながるからです。

その中で素晴らしいと思ったことがいくつもあります、決して結果重視ではなく、結果が良くなくても一生懸命であることや、頑張る人を励ましチャレンジする姿を真に応援する姿勢。

相手を尊重する姿勢、たとえば自分が応援している人の相手がアンフォースエラーをしたとき、決して拍手をしてはいけません。
それをしたら、たぶんオーストラリアでは怒られます。smile
またあなた自身が良いショットを打ったら、相手が、ナイスショットと言ってくれることもあるでしょう。少し前のオーストラリアの選手がカモン!と言うことで、その選手は好ましく思われていない時期がありました。

自分がコントロール出来ない事、変えることができないことから笑いをとるのは一番よくないことです。
また人を馬鹿にする態度。
ある程度仲がいい人との間でそういうフレンドリーなやりとりは問題ないですが。

たとえば誰かの顔のつくりや自然な格好(年齢とか)について、笑ったりすることは一番いけないことです。
テレビで日本のコメディアンたちがそれをしているのは知っています、でもこういうスポーツでのルールがもっと日本に浸透したら、もしかしたらもう少しぎすぎすしたものはなくなり、いじめは少なくなるのかなと思うことがあります。
人格重視のオーストラリア、格好とか能力ではなく、中身で勝負です。