バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

インテグリティー

2017-05-28 10:28:00 | テニス留学
またまた素晴らしい100点満点のお天気の日が続いています。

長期留学をスタートした日本の留学生に、日本を離れオーストラリアで過ごす日々の中で何が大事なのか、せっかくこのアカデミーで出会ったのだから、何か自分たちの経験をもとに、ほかでは知ることができない何かを伝えたいと思い考えていました。

そこで見つけたのが、インテグリティーについてです。英語で書くとIntegrity.

ビンスがよく使う言葉で、この言葉を日本語に正確に訳すのにいつも苦労していました。日本の留学生に向けてよく使っている言葉なのです。
多くの意味を持つ言葉で、とても大事なことだからです。
英語をマスターしたり、大学を卒業するより大事なことかもしれません。
どんなにたくさん資格を持っていても、インテグリティーがない人は高い評価を受けないと思います。

私もそのIntegrityをオーストラリアで学びました。
もちろん基礎は自分を育ててくれた日本の両親から学んでいます。
どうふるまえば、受け入れてもらえるのか、信頼してもらえるのか、あらゆる状況の中で、どういう自分でいれば、人から好かれるのか、友達(単なる表面上の友達ではなく一生のつきあいができるような友達)ができるのか、そしてインテグリティーがあると思ってもらえるのか?
異国生活の中で、このテニス留学生活の中で何が何でも成功したいと思う人には、これを考える機会が必ずあるはずです。

生きている半分以上の月日をオーストラリアで過ごしています、時々、日本人ならではの細やかさ、とか日本人だから、、、と日本の方に言われることがありますが、私自身、日本人だからなのではなく、オーストラリアにいるから、だと思っています。

人としてはもう自分は立派にできているから、そんなの知る必要ないと思う人は、ぜひどこか違う国に行って自分を試してみるといいと思います。

どこの国に行っても優秀なビジネスをする人たちは、必ず持っているインテグリティー。
それが具体的にどんなことなのか、を知るためにも、どうかこのアカデミーに来ていただきたいです。