バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

テニスがもたらすもの

2016-09-28 10:30:00 | テニス留学
スクールホリデー3日目。

オーストラリアは今が卒業の時期です。高校3年生、大学生。

このアカデミーに来ている人でも高校を卒業し来月の最後のテストの勉強をしている人もいます。

ちょうど進路にも悩む時期。
でもその進路を決めたあとで、変更してもいいし、人生はいくらでもやり直しがきくから、世間体や周りを見ながらではなく、自分で決めて、それも自分の好きなことを選んでほしいと思います。

毎週水曜日はマイケルコーチのレッスン。
彼の人生はテニスによって救われたと話してくれました。
ジュニア時代テニスをがんばってきて、その後彼の人生にはいろいろなことが起きましたが、それでも今テニスコートに立っていられることは幸せなことです。

彼はテニスコートは「道場」そして「教会」のような場所だと表現しました。
だからコートに入るときには、コートをリスペクトする、コートには人生の哲学があると思うそうです。

テニスのトレーニングをするのは、ただ単にチャンピオンになるためだけではなくて、その過程を楽しみ、想像もしないようなことをもたらしてくれるかもしれない、一生涯楽しめるスポーツです。
彼は今週末シニアの大会にも出るそうです。

どこか外国に旅行に行ったとして、その場所で言葉が通じなくてもテニスができれば一緒にできて、友達ができる、知り合いができる。
テニスが、もしかしたら自分の一生のパートナーとなる人との出会いをもたらしてくれるかもしれないです。天皇陛下と皇后様の出会いも軽井沢のテニスコートでした。
ビンスと私もエピングのコートで出会いました。

そして私たちは、このアカデミーに来る方たち、テニスを通じて出会えるいろいろな方たちとの時間を毎日楽しみにしています。tulip

どんなレベルであっても、何歳でも、テニスが好きな人たちには、素晴らしいチャンスがこのアカデミーにはありますよ。