「嵐の過ぎるの を待つのではなく 雨の中でも踊るのが人生なのです」
『猫のしっぽ カエルの手』ベネシア
最近決めた、わたしの目標は"雨の中でも踊る"だ。
もちろん、晴れた日に踊る方が好ましいことは言うまでもない。
今日は早出だったんだけど、朝から電車に乗り遅れかけて、ドキドキ。
駅で前を歩いていた男性のスーツケースが転がってきて、もう少しでぶつかるところだった。
そして、乗り換えの駅では、エスカレーターに乗ろうとした瞬間、前の女性が持っていたスーツケースを倒しいきなりしゃがみ込んだので、もう少しで巻き込まれるところだった。
そして、極めつけは、急いでいるのに、電車を乗り越してしまうという、大失敗。
でも、気分は上々。
なぜだか家を出たときから、バリが一緒に歩いてくれているような感じがしていた。視線の先に、バリのチビ黒い元気な背中が見えているような感じ。すごく幸せな気分だった。
そうだね。結局、電車は乗り遅れることなく、混んでいたのに一駅乗ると、目の前の席が空いて座れたし、スーツケース事件には巻き込まれなかったわ。そして、電車は乗り過ごしたけど、駅員さんが目的の駅に戻る電車の出発をちょっぴり遅らせて、わたしを乗っけてくれたので、遅刻もしなかったわ。うーん。実はめちゃくちゃついてる日だったのね。
何か、そう言えば、以前もこんな日があったね。バリが近くにいてくれるような気がする日。いっぱい、危ない目にあいかけたのに、全てを華麗にスルーできた日。
Ｕ・エ・Ｕ 「ふふふ、バリなのよ。」
(*^_^*) 「ありがとうね。愛してるよ♪」