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フランス ルモンド 紙 2017.10.20 「安倍政権の改憲の本質」

2017-10-27 | Weblog


フランス ルモンド 紙 2017.10.20
「安倍政権の改憲の本質は、「大日本帝国の復活」と喝破!
「天皇が安倍の歴史修正主義に抗っている」との記述。

リテラ10.27記事参照 http://lite-ra.com/2017/10/post-3538

引用

「安倍晋三、受け継がれし歴史修正主義」(Shinzo Abe, le révisionnisme en heritage)と題した特集記事を掲載

安倍氏は歴史修正主義者(révisionniste)である。たとえば、彼の礼賛する憲法改正は、日本の帝国主義の復興を目指し、1930年代初頭から第二次世界大戦終戦までの日本軍が犯した残虐行為の数々を過小評価ないしは否定しようとする広大な企てのなかの一つだ

1945年の敗戦は、日本の歴史の深い断絶となっている。安倍晋三を生み落とした日本の右派は、国際社会におけるコンプレックス(劣等感)から解き放たれ、経済的にも軍事的にも強い、ある種のJapon éternel(永遠なる日本))を取り戻すため、戦後という“ページをめくって、”この断絶を抹消したいのだ。

「Japan is back!」。安倍氏は第二次政権初期の2013年に、そう宣言している。歴史的観点からみれば、歴史修正主義だ

第二次世界大戦をめぐる歴史認識は常に左右の思想対立の中心にあったが、安倍氏の言う「美しい国」、起源への回帰と、軍国主義時代に犯した残虐行為を最小化どころか否定し、帝国日本の復権とある。逆説的だが、明仁天皇は、天皇という立場に課された制約上可能な範囲で、こうした歴史修正の動きに抗っている

安倍は、歴史認識問題を単独で位置付けているのではない。「日本会議」と歩調を合わせ進める歴史修正主義は、復古調の国家主義と対になっている。

日本国内のメディアは歴史修正主義と国家主義の綿密な関係をほとんど報じないが、海外メディアがこうした指摘をしているのを日本人は知りもしない。

引用終わり


 日本のマスコミはどうだろう。一部を除いては、安倍首相を名指しして歴史修正主義者と批判することはほとんどない。視点の設定が、今日的な、近視眼的なものに限定されているからだろう。長期的な展望に立たないと、現実を見誤る。 

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