頭の中が、空っぽこの日本国民が増えたのだろうか、安倍さんの支持率が上がりこそすれ、下がることはない。消去法で、野党に対立軸がないというのも事実で、それが安倍さんの支持率を高止まりさせている。しかし、自分の頭で考えてほしいと強く訴えたい。
トランプ政権が生まれて、アメリカでは露骨なメディア攻撃が行われ始めている。
しかし、振り返ってみると、安倍さんのそれは2011年ごろから始まり、2016年には、NHKの唯一の優れた番組、「クロースアップ現代」を廃止に追い込んだことは忘れられない。
この番組は、国谷キャスターの多角的な、質問に支えられてきた時評番組だった。この、国谷キャスターがLITERAに取り上げられている。
LITERA: 国谷裕子がクロ現降板の舞台裏を告白!
http://lite-ra.com/2017/01/post-2874.html
やはり、菅官房長官へのインタビューが、安倍政権を怒らせたのは間違いない。僕もこのインタビューは見ていた。鋭い質問に、はぐらかして逃げようとする官房長官を、国谷さんは逃さなかった。結果としては、時間切れで、菅官房長官は逃れたと言える。
記事を参照すると、
「オックスフォード大学出版局は、16年を代表する言葉として、客観的な事実が重視されず、感情的な訴えが政治に影響を与える状況を意味する「ポスト・トゥルース」を選んだ。」とある。
日本でも、「ポスト・トゥルース」が、本当にはびこっているのではないかと思う。それは、日本の滅びへの道へ始まりだ。