先日公民館であった食事会で「だご汁」を頂きました。
だご汁は戦中戦後の食糧難時代によく食べた代用食の「すいとん」のようなものです。当時子供だった私は「うどん」なら良いけれど、これが嫌いでした。
でも今時の「すいとん」は美味しいのです。自分が歳を取ったからか、材料が良いからなのか分かりませんが美味しく感じました。
今夜は寒いので「だご汁」を作ってみました、孫たちは大喜び大好評でした。
そしてba-baが子供時代の(戦後の食糧難)話を聞かせました。
今でも他所の国の子供たちは飢えに苦しんでいることも、世の中不況と言いながらも飢えの苦しみに遭っていない孫たちは、恵まれていると気づいて欲しいと思います。
皆さま、たまには「だご汁」召し上がってみては如何ですか、美味しくて体の芯から温まりますよ。
子供のころのだんご汁は、だんごの粉が唯の小麦粉だったのかしら?歯触りが良くなかった記憶です。
思い出すと「雑煮」も嫌いでした、お餅は焼いて醤油をつけ海苔を巻く「磯部」が好きでした。
味覚は年齢によって変わるのでしょうか?今は「すいとん」も雑煮も大好きです。
孫たちのリクエストに応えるべく、また「だご汁」を作ります。
辰野に疎開した時「のっぺ汁」食べたかどうか定かではありません。
ご飯に味噌をつけて食べ、その後は味噌も無くなり塩をふって食べました。疎開から横浜に帰ると米もなくなり、薩摩芋ばかりでした。
終いには団栗の粉を水甕につけて灰汁を抜き、小麦粉と混ぜてパンにしました。これが超不味くて私はハンガーストライキをした覚えがあります。(リスじゃないって!)
それ程食糧難は深刻でした。
当時を思えば今は何と幸せなことでしょう、感謝感謝です。
私も子供のころの「だんご汁」は嫌いでしたが、今は「すいとん」が大好きです。
市販のすいとん粉が良く出来ているので、失敗がないし簡単にできるんです。
この季節、豚汁やけんちん汁のすいとんは本当においしいですよね。
学校給食のメニューにもあるようですよ。
信州では、だご汁に似たもので「のっぺ汁」というのがあります。中に入れる具は似たり寄ったりですが、デンプン塊の変わりに里芋などが入ります。正月の定番でしたが、最近は作らなくなりました。
ba-baさんも辰野では召し上がったかも知れませんね?
だご汁、出汁が利いて冷蔵庫にある野菜など何でも入れて作ると結構美味しいですね。
今日も孫が「だご汁もう無いの?また作ってね」とリクエストがありました。
あの時代を生き抜いて来た私たちですからバイタリティーあるかもね。
私も折にふれ話して聞かせています。
代用食が主食でしたからね。
人間の生きる力は強いものです。
あの食糧でいまがあるんですからね。
だご汁は熊本出張のときは必ず食べています。
すいとんに似ています。
終戦後と違うのは、具の素晴らしさですね。