クワババの日記

いろいろな事に興味深々

私の望みは…

2010年01月07日 | Weblog
子供の頃から度々中耳炎を患い、しょっちゅ耳鳴りに悩まされていました。中学生になった頃には左耳は腕時計のセコンドも聞こえなくなっていました。
以来事務職であったにも関わらず電話は右手でしか取れませんでした。
左側から声を掛けられても咄嗟に右を向くように、方向感覚が無くなって失礼するやら恥ずかしいやらです。
そんなわけで会合などの席は一番後ろの左端を定位置にしています。
親しい友人には耳の聞こえないことを伝え、立ち位置を常に左にしていました。

最近低いこもった声が一層聴きにくくなり、聞き返すことが多くなり気にしています。
そんな折、高齢の姉が耳が遠くなり補聴器を誂えました。
雑音も入らないと言い会話もスムーズに楽しめてるようです。

右耳の聴力は正常なので補聴器は考えて無かったのですが、1年ほど前にドクターが勧めて下さったことを思い出しご相談しました。
昨日フィテェングの為メーカーさんがみえて色々な検査をしました。
初め私のデーターを見る限り補聴器でも効果は期待出来ないと言われました。
何しろ60年ほど左耳で聴いていないのですから…
右の聴力は正常なので補聴器をつける必要が無いとも言いました。検査の結果「信じられない、本当に左から聞こえているのですか?」もう1度、右耳にノイズを流して再検査しました。そして2週間の試用に耳掛け式の補聴器をお借りしました。

私は贅沢な我儘を言って居るのだろうか?
方向感覚の問題だけを我慢したら、なにも補聴器を作る必要は無いのに…もっと聞こえない方の事を思うとやはり贅沢な望みかも知れない。
でも今日GGの帰り道、初めて友人の右側に並んで話しながら帰って来ました。