クワババの日記

いろいろな事に興味深々

花と古着

2009年03月14日 | Weblog
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子育てのころ北陸の冬は雨と雪の日が続き、和服の方が体にピタッと着いて風が入らず暖かでした。面倒でも帯をきちんとお太鼓に結ぶとコルセットを着けたようで体がしゃんとするのです。
車は有っても免許を持ってないのでお買い物に出掛ける時、高下駄の歯に雪が積もって転ぶ恐れがあるので、着物の上から絣のもんぺを穿いて長靴を履いて出掛けたものです。
当時着ていた普段着はウールの和服でした。

昨年NHK大河ドラマ「篤姫」を見た末の孫が、姫や大奥の女性の内掛け姿に憧れ、膝かけなどを体に巻いて引きずって遊んでしました。
もう着ることもないウールの着物を箪笥から出して羽織らせると、篤姫の気分で引き摺って歩いています。

ところどころ虫食いの小さな穴が開いた使い物にならないウールの着物、何かに再利用出来ないものかしら。風に当てながら、またしても遠い日の思い出を懐かしんでいます。

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