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B-scale fan's log

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最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

ドレスデン、運命の日

2008年03月26日 | 海外映画 評価5
2006年 ローランド・ズゾ・リヒター監督
    出演 フェリシタス・ヴォール、ジョン・ライト、
    ベンヤミン・サドラー
『第2次大戦末期、連合軍の無差別爆撃で廃墟となる
 ドレスデンを舞台に、ドイツ人の看護婦と、
 乗機を撃墜され脱出したイギリス人パイロットの恋を描く。』

新評価 5.0

2時間半近い作品なので間延びを心配しましたが大丈夫。
特に後半のドレスデン市街が猛爆を受けて、
炎の嵐のなか主人公たちが逃げ回る部分は圧巻。

この映画は特にバランスには配慮して作ったらしく、
無差別爆撃をする側の内部での反発、
爆弾を落とされる側の無数の悲劇。
物語前半はメロドラマっぽくも有りますが、
ナチスを盲従するもの批判するものと描きながらも、
通俗的な脚本に終わっていないのも◎。

尚且つナレーションで制作費を抑える演出では無いので、
画面的に見ていて楽しい(?)です。
でもランカスターは実機を1機も使っていないとは驚き。

某局の空襲ドラマも一部のシーンの借用でなく、
全体の流れをもパクって欲しかったですね。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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バランスとるのは難しい (かめ)
2008-03-31 00:22:03
私も最近いろいろな文章を書いていますが、
おっしゃるとおりバランスが難しい。
今、世間を騒がせているチベット問題も
そもそものチベット侵攻についての情報が
あまりに少ない。
ノルマンディー上陸作戦なら、ネットであっと
いうまに集まるのに(笑)
想像するに数個師団の歩兵部隊(多少の砲兵
も配属)が延々とチベットの山に登っていく
シーンが浮かびます。
派手さはありませんが、一度市街地に入り、
交戦が始まればもう、、。
まともな近代兵器がない分(せいぜい自動火器
やら無反動砲どまりか)凄惨な戦いと思います

中国の側の戦史はどこにいけば手に入るかな?
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バランスとるのは難しい (豊中)
2008-04-01 11:18:58
そうですね。
いくら気をつけても、真実は人によって違いますし、
人は自分が信じたいことを信じますから。

こちら側から見て満足の行く、
「中国側の戦史」なんて有るでしょうかね?
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面白そうだったので (2G)
2008-04-07 13:33:36
観ました、この映画。なんとなく画面がTVサイズぽいなぁと思ってたら、本国ではTV特番だったみたいですね。なのにランカスターのCGもCGとは思えないリアルさ&爆撃のシーンも炎上する街並も“お金かけてるなぁ”と感心。製作者・スタッフの気合いを感じます。あえてケチをつけるなら、ドレスデンという街に対するドイツの人の想いが私らには分かりにくい。冒頭にドレスデンの美しさや歴史的背景など国外向けの説明が欲しかったかも。あと、主人公の看護婦と英パイロットとのラブロマンスが、いささか強引というか。真面目な医師の婚約者を捨て敵国の男に惹かれていく理由と過程がイマイチ。某・豪華客船沈没映画の悪しき影響かな?と(病院でのHシーンはスターリングラードぽいし)
主演の女優さんは可愛いッス。特撮と劇伴が良かったです。
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ラブロマンスが (豊中)
2008-04-07 23:51:46
ホントに無理やり感が大きいですねぇ。どうも欧州人は身を崩す恋に走りがちとか、人込みで「いたしたりする」のは普通なのかと思っちゃいますよね(笑)。消せぬ恋の炎とドレスデン大火災を掛けているんでしょ。でも「いたせば」必ず妊娠というのも定説みたいですね(謎)。
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