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B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

明日への遺言

2008年03月02日 | 日本映画 評価4
公開中 小泉堯史監督 藤田まこと主演
    出演 富司純子

『太平洋戦争中、名古屋を無差別爆撃した
 米軍搭乗員を、犯罪行為として処刑した責任を問われ、
 敗戦後に戦犯裁判にかけられた東海軍司令官の
 岡田資中将の生涯を描く。』

新評価 4.0 (良作)

法廷で米軍の無差別爆撃の国際法違反を指摘し、
また司令官として責任を取ることを明言し、
処刑を執行した部下をかばい、
ひとりで有罪(死刑)になることを引き受ける。

そんな男が居たことに感動はするのですが、
ほとんどが法廷内の地味で盛り上がりのない作品で、
たまの青空や月が印象的に写るものの、
正直、退屈な映画でした・・・。

ただ、そんな男が自分の周りにいるか??
「部下の失敗をかばわないのは出世の秘訣」(苦笑)だし、
あの人やあの人や・・・絶対そんなことしないな。
まして「出世」じゃなく「死刑」と引き換えじゃ・・・。

そう考えると本物の男のスジを通した生き方を、
丁寧に描けた映画で、エンタメ性は求めるのが間違い。
岡田中将の役は藤田まことの雰囲気とぴったりですね。

今日は近くのシネコンで小泉監督と藤田まことの、
舞台挨拶が有ったので見に行ってきました。
舞台挨拶を見るのは初めてで、
藤田まことさんのトークは面白かったです。

恋する日曜日 私。恋した

2008年02月12日 | 日本映画 評価4
2007年 廣木隆一監督
    堀北真希主演
    共演 窪塚俊介
『亡くなった母と同じ病にかかった女子高生は、
 ついに余命3ヶ月と宣告される。
 彼女は生まれ故郷に一人旅に出た。
 初恋の人に最後に会うために。』

新評価 4.0

また難病かと思いながらも堀北主演に惹かれて鑑賞。
ところが劇中で彼女は死なない。
彼女の別れの切ない物語。
そして手持ちカメラで引き気味の長まわし、
これが彼女の心中を表すのに意外と効果的。
若い役者二人で意外と見れる作品になっていて、
監督は誰かと思ったら廣木監督。納得。

ロックンロールミシン

2008年01月13日 | 日本映画 評価4
2002年 行定勲監督 
    出演 池内博之、りょう、加瀬亮、水橋研二
『平凡な若手サラリーマンの賢司は、ある日、恋人と待ち合わせ中に、
 高校の同級生と出会う。彼は服飾のブランドを立ち上げ中で、
 興味を持った賢司はふと彼の部屋を訪問する・・・。』

新評価 4.0

相変わらず映像の美しい行定監督作品。
そして、ある意味なんの変哲もない日常を描くのは、
相変わらずですが、
そこにメッセージをこめるのも相変わらず。

「全てをリセットしてやり直す」ですか。
そりゃ簡単で難しいことですよ。

あれ、SUGIZOが出演している。

キャプテントキオ

2008年01月11日 | 日本映画 評価4
2007年 渡辺一志監督 ウエンツ瑛士主演
    出演 中尾明慶、泉谷しげる
『近未来、大地震で壊滅し無法地帯と化した東京に、
 映画好きとロック好きの2人の若者が未来を求めてやってきが、
 到着早々ニセ警官に身ぐるみはがされ売られてしまう。
 だが途中で映画撮影中のグループに助けられ・・・、』

新評価 4.0

今時こんな「高校の文化祭でつくりました。」みたいな、
熱いストーリーの映画を商業ベースに乗っけれる、
製作陣のパワーが凄いな、褒めているんですよ。
こんな映画嫌いじゃないです。
ただ劇場で1800円払って見る価値があるかは別。

石立鉄男の遺作と言うことでも貴重。

市川崑物語

2008年01月03日 | 日本映画 評価4
2006年 岩井俊二監督
『映画監督の巨匠市川崑の半生を描いたドキュメンタリー』

新評価 4.0

市川監督の自身作のリメイク『犬神家の一族』の
映画宣伝として製作された映画・・・、
いや岩井監督が尊敬する市川監督の為の万歳映画。
と言った方がスッキリします。

映画は無声映画のようで、音楽は有りますが、
台詞はなく役者もなく。
ひたすら市川崑夫婦の軌跡を“文字で”追って行くのは、
斬新すぎてついて行けません。

とは言えこの作品を最後まで見たあげくに、
リメイク版『犬神家の一族』も見てみようかと、
思わせた時点でこの映画の企画勝ちですね。

椿三十郎

2007年12月01日 | 日本映画 評価4
公開中 森田芳光監督 織田裕二主演
    出演 豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏

黒澤明のオリジナル版を観たことがないので、
先入観もなく展開も知らずに観てきました。

新評価 4.0

主役のみならず、豊川悦司の演技も渋く、
3悪人はやや軽いタッチで微妙な味を出しており、
声の出る笑いの箇所が何度もあるのですが、
どうも痒いところに手が届いていない、
そんなもどかしさを感じました。
トータルで見た質の低さと言うか・・・。

森田監督は公開前インタビューで、
「監督で映画を選ぶ」事を求められていますが、
私からすれば森田作品は相性が合わないので、
監督で忌避する要因なんですけどね・・・。  

エリ・エリ・レマ・サバクタニ

2007年09月30日 | 日本映画 評価4
2005年 青山真治監督
    出演 浅野忠信、宮崎あおい、中原昌也、
    筒井康隆、戸田昌宏、岡田茉莉子
『2015年。世界中には人々を自殺へと追い込む
 謎のウイルスがまん延していた。
 一方、自然の音を集めて音源にするミュージシャンの
 ミズイ(浅野忠信)とアスハラ(中原昌也)は、
 世間と無関係に音楽を作っていたが、
 彼らの音楽がウィルスに効くという噂が広がり・・・。』

新評価 4.0

「我が神よ、どうして私を見捨てたのですか」
とキリストの最後の言葉を題名にした作品。
この映画で見捨てられたのは誰でしょう。
もしかして観客かも?

展開は、ともすれば退屈にも感じますが、
浅野忠信が大草原で巨大なスピーカーに囲まれ、
演奏するシーンでは気持ちよく寝てしまったのは、
意外と心地よかったからかも知れません。

だけど人にはとても勧められません。

奇談 キダン

2007年09月29日 | 日本映画 評価4
2005年 小松隆志監督 藤澤恵麻、阿部寛主演
    共演 ちすん、柳ユーレイ、神戸浩、菅原大吉
『里美(藤澤恵麻)は最近何故か同じ夢を見る。
 彼女は記憶には無いが幼いころ神隠しにあったらしい。
 夢の原因を探るために東北の「隠れキリシタンの村」を訪れると、
 そこで村に伝わる聖書伝説を調べるために訪れていた
 考古学者・稗田(阿部寛)と出会う・・・。』

新評価 4.0

諸星大二郎原作らしいですが知りません。
誰ですか?と、原作についてはまっ白な状態で、
阿部寛の如何わしい演技目当てに見ました。
エセ・キリスト物のトンでも話ですが、
ミステリーとして、そこそこ面白かったです。

でも聖書の最低限の知識が無いとツマラナイかな?
それと、この話ネタそのまま信じちゃダメですよ。

亡国のイージス

2007年09月27日 | 日本映画 評価4
2005年 阪本順治監督
    出演 真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一
『日本国に反意を起こした宮津二佐(寺尾聰)は、
 副長として乗艦するイージス艦を同志と乗っ取り、
 化学弾頭のミサイルを東京にむけ政府を脅迫した。
 異国の工作員に唆された宮津から艦を取り戻すために、
 先任伍長の仙石(真田広之)は一人艦に戻り、
 艦に残された軍工作員(勝地涼)と共に・・・。』

オールスターキャストを集め自衛隊全面協力に基づく、
熱い心意気だけは充分に買いましょう。

新評価 4.0 <ギリギリ

とは言え要所に粗があり、意味不明な登場人物(*)がいたり、
人物の掘り下げが浅いので反乱の動機が不明確等など・・・、
バッサリと切り下げる要素は多々有りますが、
ようやく日本でもこの手の映画が再び堂々と、
作れるようになったと言うわけで上記評価です。

小説は未読ですが、僅か上映時間127分では
納まりきれなかった内容なのでしょう。
なんと言っても福井晴敏原作ですから。

* チェ・ミンソ。半島の某国工作員役。
 韓国の女優さんらしいですが、
 自衛隊主役の日本の極右映画に出演したとして、
 韓国でバッシングを受けたそうで、
 あんな訳の分からない端役で、この非難は可愛そう。

Returner リターナー

2007年09月20日 | 日本映画 評価4
2002年 山崎貴監督 金城武主演
    共演 鈴木杏、樹木希林、岸谷五朗
『街の悪を浄化する凄腕の殺し屋ミヤモトは、
 少年時代に親友を殺した日本人マフィアの溝口を捜している。
 そんな彼が未来から地球を救いに来たという少女ミリと出会う。
 事情により彼女の言葉を信じないまま行動を共にするミヤモトだが、
 2人の先には溝口が待ち構えていた。』

新評価 4.0

まとまりのあるスッキリとしたシナリオですが、
どこかハリウッド製の見覚えのあるシーンばかり。
パクリ?いえいえ和魂洋才です。・・・洋魂洋才かも。
キャスティングに惹かれながらも、
悪い予感がしながら見始めましたが悪くなかったです。

とにかく予算の範囲で出来るVFXを駆使して、
楽しませるシナリオとの上手な整合は好感がもてます。
ときどき有りますよね。やりたいことは分かるけど、
予算がついていっていない。別の表現方法を選べば?って作品。
この作品はオリジナリティには欠けるかもしれませんが、
いま出来ることを充分にやりきった楽しさが有ります。

この監督にもっと予算を与えてみれば・・・と思ったら、
「ALWAYS 三丁目の夕日」の人ですか、あの映画は・・・。